現役学童保育指導員の「いおぴいまん」がポップでライトに学童保育の情報をお届け中☆

学童保育の宿題ってどんな感じ?

いおぴいまんがX(エックス)で投稿した内容について、YouTubeで詳しく内容を深堀するコーナー。

ライブ配信

それの、まとめ
テキスト化

「学童保育の宿題ってどんな感じ?」というテーマでお届けします。

Xの投稿をもとにYouTubeライブでいおぴいまんがお話しした内容をビシッとまとめました。

さっそく一つ目のツイートです。

宿題の時に落ち着きがない。ずっとしゃべ っていて、ちょっかいをかけあう三年男子に宿題をやるように注意しても一向に止める気配がなく、それどころかさらに騒いだりする感じになった時の解決方法は、指導員がその子のとなりに座って、やさしく話 かけて宿題をよーくみてあげるのが一番効果的あり。

ということなんですが宿題できない子っていますよねー。

特に、この場合は3年生男子の子だったんですが、どれだけ指導員が「宿題をやりなさい」って言ってもその子が「嫌だ」って言って全く聞く耳を持たない状態

 それどころかさらにその子が騒ぎ出して、余計にそのテンションが上がって、宿題に取り掛からないケースです。

困りますよねー。

皆さんの学童保育でもこんなケースがあるかもしれませんね。

私のところではこれは日常にあります。

そこで指導員が隣に座ってあげて優しく話しかける。

そして宿題をよーく見てあげる。

これをおすすめします。

指導員が宿題の注意ばっかりしてしまう状況だと、ゆっくりと子どもと話す機会ってなくなってしまいますよね。

それに怒ったり、宿題をやるようにガミガミ言うと子どもは余計にやる気をなくします。

なので、指導員は

「はいはい、一緒にやりましょう」と隣に座って「最近どう?」みたいな話をしながら「まずは ノートを開いてみよう」とか声をかける。

「一緒にっ」て言うのはいいですね。

ただ隣で座るだけで「じーっ」と見てあげているだけで、子どもが宿題をやり出すということもあるんです。

なぜならその子がテンション上がってしまう気持ちの中に「もっと指導員に見てもらいたい」「いっぱいかまってもらいたい」みたいな気持ちも含まれていると思うんです。

ただただ横に座って「じーっ」と見てあげるだけで子どもは落ち着くことがあるんです。

もしかしたら見られて、やらなくてはいけないプレッシャーみたいなものを感じて宿題をやる子もいるかも知れませんが…(それはそれでいいとして)

子どもの9割は「自分をみてほしい。かまってほしい」と思っています。きっとね。

これは、いおぴいまん調べ(なんとなく)です。

まあ基本というか当たり前に思うかも知れませんが隣に座って一緒にやるっていうのは、指導員として学童保育の宿題の時間で大切にしたいなと思いました。

続いては

学童保育で算数の宿題をみている時「うわっ!!この問題をひとりで解いたの天才やなあ、この前は割り算するのが苦手そうやったのにできるようになってるやん」と子どもに声かける。実はひとりで宿題をしたのではなく、他の指導員に手伝ってもらっていたとしても、その子がそれでやる気が出るならそれが◎

という投稿です。

指導員が「やりなさい 」とか「いつになったら宿題が終わるんだ」みたいな感じで子どもに言うより「うわーすげーな」と言葉をかける。

1問だけでも問題を解けたら「天才だな」と言うんです。

実際は全然問題をその子が解いたんじゃなくて、別の指導員に答えを教えてもらいながら解いたとしていてもOKです。

それを知っていても、あえてその子に「天才」と伝える。

「割り算を前は苦手そうだったのに できるようになってるやん♪」って、めちゃくちゃアゲアゲにほめまくるんです。

あえてほめることで、その子がミルミルとやる気が出て宿題をやりはじめたらそれで万々歳。

この場合、この子のやる気スイッチはここだったんですね。

「ほめてほしい。認めてほしい。」

そう思っていたんですね。

「やりなさい」とか「頑張れ」とか「いい加減にしろ」みたいな感じで、ついつい指導員として言ってしまうこともあります。

ガミガミ指導員になってしまうこともあると思うんです。

でも子どもは「天才じゃん」とほめてもらいたかったんですね。

指導員にほめてもらって、隣で寄り添ってもらいたかったんですよねー

結果それでその子のやる気が出たら、それでいいじゃん。

そんな意味を含めたツイートでした。

ではその次でーす。

学童保育で「暴れるな」 より 「落ち着い て」。「しゃべるな」 より 「口を閉じよう」 という声かけを意識。「片付けして」より 「使ったトランプはこの箱の中に入れて」 「宿題をしなさい」 より 「まずは漢字ノートを開こう」と伝えるのが効果的。子どもには曖昧な言葉がけよりも肯定的で具体的に伝えるのが◎

 これは宿題に関すること以外でも効果あり。

子どもに漠然と伝えるよりか、具体的に言ってあげた方が「いいよね」と思った内容なんです。

「暴れるな」というより「落ち着いて」と指導員が言った方が、子どもは「落ち着いて行動したらいいんだな」ってことが分かります。

「しゃべるな」は「口を閉じよう」

口を閉じるとしゃべれませんもんね。

「片付けなさい」より「トランプをここの箱に入れよう」って言った方がその方が具体的ですよね。

自分が今、これから、どうしたらいいのかがわかるので、次の行動をしやすいですよね。

それと同じような感じで「宿題しなさい」っていうよりかまず

ランドセルを開けよう。

漢字ノート出そう。

18ページを開こう。

筆箱を取り出そう。

筆箱のフタを開けよう。

鉛筆を選ぼう。

とか言って一つ一つ 動作を具体的に言ってあげる感じいい。

順番にね。

タイミングを見ながらね。

1文字書いてみよう」とか「指を5と3にしてごらん。合わせて何本?」とかね。

具体的ですね。

手厚いですよね。

あっ。一応言っておきますが、宿題とかも自分でできる子はできます。

ここまで具体的に丁寧に働きかけなくても、やる子はやってます。

それが前提です。

なので、なかなか宿題にとりかかれない子がいるケースでのひとつの方法論というかアイデアを今お伝えしています。

「ちゃんとしなさい」とか「早くやりなさい」っていう言葉だけじゃあ子どもに伝わらない。

何をしていいかわからないから、子どもは放心状態になる。

もしくは暴れだす。

そんな子に対しては、一つ一つの動作を具体的に言ってあげた方が子どもにとってはわかりやすい。

とりかかりやすいので、こんな方法をお伝えしてみました。

最初にお伝えしましたが、これはあらゆる子どもとのかかわりで効果ありだと思うんです。

一度、意識して行動を具体化して子どもに伝えてみるのもいいですね。

はい。次は

ホッとした話。学童保育で2年男子が迎えにきた祖母に耳元でぶつぶつと何か呟い ている。祖母の顔も真剣。「これはその子 が学童で何か嫌なことがあって祖母にその ことを言いつけている状態では?」と思い 指導員が「何かありましたか?」と聞くと 「宿題の九九を今きいてまんねん」と祖母 が笑顔で返答。

これはホッとした話っていう内容で本当は宿題とはそんなに関係なかったんですけれども 、どうしてもお伝えしたかったんです。

おばあちゃんが真剣な顔でこの子の話を聞いていたので、指導員として焦ったんです。

「何か今日、指導員が知らないトラブルがあって、それをこの子がおばあちゃんに言っているかも。ヤバい。内容がわからない。」って指導員が感じたという内容です。

ドキドキでした。

「何かありましたか」と指導員がおばあちゃんに聞いてみたら「いやいや宿題の九九を聞いてまんねん」という返答だったので、ほんとこの時は安心しました。

宿題の話とつなげていくと。

子どもたちって、ほんと時間がない中で毎日 宿題に追われていますよね。

こういう九九を言う宿題。本読みの宿題。これは私の学童では指導員が聞かないようにしています。

家でやる宿題ってことです。

子どもの人数が多すぎる。

チェックとか適当になる。

保護者にもそこは協力してもらいたい。

こんな思いがあるので、これ系統の宿題は家庭でするようにお願いしています。

この子はね。早くこの九九を言う宿題を終わらせたかったんです。

それで、たっぷりおばあちゃんの家でこの日はゲームがしたかったんです。

このおばあちゃんがこの時に教えてくれました。

そう思うと「宿題って、そもそも何なんだろう?」って考えさせられますよね。

子どもの自由時間を奪う宿題。

率直

いらないんじゃない?

私はそう思ってしまいます。

宿題は負担です。

これがそんな学力アップにつながっているように思えません。

宿題があることは負担で、その子の利益にはなっていない状況が多いように私は感じてます。

子どもにもっと遊ぶ時間を確保してあげたいですねー。

はい、では次のツイートです。じゃんっ!

学童保育で宿題をみる時 「しゃべらずにちゃんとやらなきゃダメ」 と言うのは避けたい。まずは「プリント出してやろうとしてるのすごいね」や「学校でひと仕事してきたあとで宿題頑張るの大変だね」などと声 をかける。その後に 「静かに集中したら早くおわるよ」と言うとよい。言う順番と肯定語が大事◎

「プリントを出してやってるのすごいね」「宿題やろうとしてランドセルを横に置いたのすごいね」 とまずは肯定の言葉をかける。

「やりなさい」とか否定語から入ってしまうのは避ける。

まずはできていることを「すごいね」って感じで指導員が声をかけていく。

子どもは学童保育に帰ってきてまず、「ゆっくりしたいと思う」と思うんです。

学校で1時間目から6時間目まで拘束されて放課後にようやく解放される。

やっと「さようなら」って言って学童保育に帰ってくる。

家に帰ると「ダラーっつ」と過ごしたり、おやつを食べたり、 ゆったりと過ごせますよね。

過ごしたいですよね。

そんな感じで学童保育でもリラックスしてくつろげる。

それって大事ですよね。

ダラダラしたいんです。

「宿題はやらなくちゃいけないこと」

それはわかってる。

分かっているのに指導員から「早くしろ」とか何とか言われると、そら子どもは嫌になりますよね。

大人も同じです。

仕事が終わって家に帰った瞬間に、また仕事の話をされると嫌になりますよね。

「ちょっと休ませてくれよ」ってなりますよね。

「だまってくれよ」って不機嫌出ちゃいますよねー。

ここだけの話

わたしはそんな感じで夫婦げんかに発展します。

なので「お疲れさん。1日よく頑張ったね」とまずは迎え入れてもらいたいですよね。

子どもも大人も同じです。

まずはねぎらってもらいたいと思ってるはずなんです。

だから、とりあえず「休憩」まずは「遊ぶ」

これでOKだと思います。

その子がそのあとに宿題をきちんと終わらせることができるなら、それで「問題なし」です。

まずは子どもの頑張りに指導員が気づく。そして認める。

「少しでもやりはじめよう」としている子を肯定的にとらえる。

それを心掛けたいですよね。

①子どもを受け入れるのが一番。

②肯定的な言葉がけをする。

このことが指導員として大切だと感じたので深堀してみました。

はい。続いては…

学童保育で「まわりの声がうるさくて宿題 に集中できない」と指導員に訴えてきた3 年女子。「家ならスムーズにできるから学童 保育に来たくない」なんて言いながらも少しずつ宿題をする。お迎え時に保護者へそのことを伝える。どうやら家では「学童の方が先生に見てもらえるからいい」と言っ てるらしい

「どっちやねん⁈」と思った話でした。

宿題をするのに

学童では「学童が嫌」「家がいい」

家庭では「家は嫌」「学童がいい」

とこの子は言っていたんです。

この子は話を聴いてもらいたかったんだと思うんです。

要は。

学童保育では甘えたかった。自分を見てもらいたかったんです。

きっと宿題の大変さをわかってもらいたかったんです。

共感してほしい♪

この子は毎回誰か指導員を呼んで、 隣で宿題を見てもらうことで安心できるタイプの子だったんです。

ここで話が変わります。

 学童保育によっては

指導員が宿題時、子どもとかかわってはいけません。

というところもあります。

指導員が子どもと一切、かかわらない。見ているだけ。

を推進している学童保育があるんです。

  • 学童保育は勉強を教えるところではない。
  • 宿題は個々の力でするもの。
  • 保護者が子どもの学力がどんなものかを把握できなくなる。
  • 指導員の教え方が違うと子どもが混乱する。

このあたりが、指導員が宿題時に子どもとかかわってはいけない派の理由です。

私は。

私は、宿題は指導員が子どもとかかわるチャンスだと思っているので、ドンドンかかわることを大切にしています。

どっちが正解とかはないと思っています。

私の学童では教えるって言ってもそんなに大したものでもありません。

指導員がかかわれる範囲だけです。

基本は「自分の力で宿題をやりましょう」です。

ヒントを出したり、子どもが自分の力で宿題ができるようにサポートするくらいの感じです。

話を戻します。

宿題を見てもらいたい。甘えたい。

そんな思いを持っている子に「可能な範囲でかかわってあげられたらいいな。」そう思った話でした。

学童保育ではそれが可能。

子どもがしんどさや甘えをたっぷりと出せる場所でありたい。

私はそう思っています。

学童保育と宿題。子どもはめんどくさがる。やりたくないオーラ全開ケース。早く 終わらせたい。とにかくやらせろ派。ひとまず休憩。充電タイム主張主義。子どもたち一人ひとり宿題への取り組み方はみんな違う。そして指導員の考えもさまざま。学習を隅々まで教えたい熱血指導員。宿題は自分でするべし自己責任おし。そこそこほどほどゆるゆる同盟。毎日こんな状態の子どもと指導員が宿題にとりかかる。場合に よっては保護者や学校との対話も大切。自分たちの学童保育に合った方法で宿題の時間を充実させる。みんなで決める。

これは全てを要約した内容に近いです。

宿題ってできる子はできる。

やる子はやる。

周りがだまってても勝手にやりますよね。

できる子は。

 でも宿題が苦手な子もいます。

面倒くさがる。

やりたくないオーラ全開。

ただただ早く終わらせたい。

ひとまず休憩してからタイプ。

ほんと様々なタイプの子がいます。

そして

子どもの状態が様々なのにもかかわらず、学童保育の規模や方針もバラバラ。指導員の考え方もそれぞれ。

だから学童保育の宿題問題って複雑化しますよね。

みんな宿題の関わり方を模索しつづけますよね。

・子どもに全部、宿題をきっちり教えてあげたい派の指導員…

・「 全部自分でやりなさい」宿題は自己責任派の指導員…

・宿題はそこそこでいい。ほどほど、ゆるゆる同盟派の指導員…

いろんなタイプの指導員がいます。

なので指導員として、学童保育として方向性を決めることがポイントとなると思うんですよねー。

宿題ルールを子どもと指導員と保護者で考える必要がありますよね。

 「宿題は見ない」という方針に統一するのもひとつだと思います。

または

「宿題はそこそこでいい」という共通認識を指導員が確認するのもOK。

じゃないと子どもは色々、指導員も様々な考えの環境化の中で、全部指導員の気分次第で子どもの宿題をみるわけにいきませんからねー。

学童保育の宿題に関する方針を確認することは指導員にとって超重要です。

ここでもう一つポイントがあります。

そのルールは子どもとの会話や子どもの意見や納得が含まれていること。

それが大切です。

そして保護者や学校の宿題に対する考えもしっかり聞き入れることが指導員に求められますよね。

子どもが宿題についてどうしたいと思っているのか?

それを軸に学童保育における宿題のあり方を考える。

うまくいかないことがあったらまたやりなおす。

それが大切なのかなと思いました。

はい、それでは最後のツイートです 。

学童保育と宿題。「あ〜学童で宿題するの落ち着くわ」その子は家ですると集中できないらしい。逆もある。「学童は嫌。うるさくて宿題できひん」 こっちの声の方が多い。ある子は「学童は答えをカンニングし放題やから超ラッキー」 とうれしそう。 子どもによって宿題の感じ方はそれぞれ。 指導員はその一人ひとりの思いに心を寄せる。話を聴く。指導員の宿題へのかかわり方はそんな感じ。宿題をさせる。終わらせることにだけにとらわれない。

指導員が宿題を終わらせさせる。

やらせることに重きを置くんじゃなくって、宿題は生活の一部と捉える。

子どもが遊んだり、ゆっくり学童保育で過ごすことに比べたら、宿題はサブ的なポジションにある。

そんな意識を私は持っているという話です。

 最終目的地は「学童は居心地のいいところ。楽しいところ」だと考えています。

例えば子どもが「宿題をさせられるから学童に行きたくない」とか 「宿題があるから学童がおもしろくない」ってなるのは避けたいですよね。

宿題を終わらせさせることだけに指導員が必死になる。

目くじらを立てて宿題をやらない子を怒る。

それよりも、宿題中に指導員が子どもの横に座って雑談するくらいのゆとりがあってもいいと私は思うんです。

宿題を通して子どもと指導員がかかわる。

宿題は子どもとかかわるチャンスとして指導員がとらえる。

そんな感じのイメージです。

宿題の時に子どもがポロッとこぼした発言が実は結構大切なキーワードだったりするんですよね。

宿題の空間って何か話がしやすい雰囲気があって、ポロっと普段は言えない悩みとかを指導員に打ち明けてくれることがあるんですよねー。

これは宿題をやらせる、終わらせることに必死になっている指導員には打ち明けられないような内容だったりすると思うんです。

「運動会の練習が嫌で、学校にいきたくない…」

「友だちが約束をやぶって、嘘ばかりついてくるから悲しい…」

とかをポロっと話せる空間が宿題の場なんですよねー。

そういった意味で、宿題は子どもとかかわるチャンスくらいでいるのが学童保育の生活では大切だと思ったんです。

それにしても宿題って色々ありますよねー

「学童保育の宿題ってどんな感じ?」これにて終了いたします。

じゃあねー。バイバイ。

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じゃーねー

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