学童保育の一日はどんな感じ?
子どもたちは何をして過ごしているの?
具体的に知りたーい
今日は学童保育はどんな生活?についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで子どもたちが一日どのように学童保育で過ごしているか理解できるようになります。
そうなることで学童保育での生活のイメージがモクモクと湧いてきます。
学童保育の生活が
しりたーい♬
という方や、新人指導員さんにとって有益な内容となっていますのでどうぞ最後までお付き合いください。
学童保育はどんな生活?
学童保育は放課後、子どもたちが「ただいま」といって帰ってきて、そこで好きなことをして過ごすところです。
夏休みとかの学校が休みの日は、朝から子どもたちを預かるところです。
今回は放課後編です。
行事や特別な日ではなく、日常の生活の流れです。
あくまで
ひとつの例だよ…
学校が終わり、課業から心と体が解き放たれた子どもたちは学童保育所という憩いの場に帰ってきます。
ではどんなふうにそこで過ごしているのでしょうか?
おやおや、子どもたちの声が聞こえてきましたよ…
①自ら歩んで…
学童保育所は子どもたちが自分の足で歩いて帰ってくるところです。
みなさんの学童保育所はどこにありますか?
- 学校内にある(空き教室)
- 学校敷地内にある(専用施設)
- 校外にある(児童館、民家、アパート)
いろいろなところに学童保育所はあります。
その場所まで
学校の先生がおんぶして、子どもたちを連れてきてくれるわけではありませんし、シャトルバスが停まって運行してくれるわけでもありません。
雨の日も風の日も、うれしい日も悲しい日も子どもたちは自らの足で歩んで学童保育所に帰ってきます。
そこが学童保育の特徴です。
中には、指導員が学校や近くまで迎えにいくところもありますが、基本的には、みんな自分の足で帰ってきます。
だからこそ、できるだけ子どもたちにとって楽しい場所であり、帰ってきたくなる場所であることが学童保育所に求められています。
うきうき
テクテク
子どもたちにとっては、毎日通わなくてはいけない場所なので、そこが子どもたちにとって通いたい場所で居心地のよい場所であることが大切なポイントとなります。
②「ただいま」「おかえり」
ただいま♬
と子どもたちは学童保育所に帰ってきて、
おかえり♬
と指導員に迎えられます。
子どもたちのランドセルの中には学習の用意だけでなく、1日の学校の出来事や誰かにきいてほしいことなどがいっぱい詰まっています。
そして学童保育所に帰ってくるとそれらの思いがランドセルから溢れだします。
今日も
がんばったよ!
つかれたよ!!
いっぱい
あそびたい!!
という思いがランドセルと全身から
ぷしゅーっ!!
と吹き出します。
そして、指導員はそんな子どもたちの気持ちをまるごと包み込むように
おかえり♬
と子どもたちを受け入れます。
学童保育所は学校で1日がんばってきた子どもたちの疲れを癒すオアシスのようなところとなります。
オアシス♡
指導員は子どもたちをあたたかく迎え入れる上で、同時に子どもたちの健康状態を把握します。
心と体の健康を視診
おかえり…の安心感
指導員がよく子どもを見ることが、子どもたちの安心と繋がってきます。
今日はどんな気分で帰ってきたかな?
いつもと違う様子はないかな?
と出欠確認を行いながら、子どもたち一人ひとりの心身の状態をチェックします。
いつもよりテンション高め…
学校で何かあったのかな
宿題の準備をするまでに時間がかかっている…
疲れているのかな
表情が怒っている…
友だち3人で帰ってくるときに女子同士でもめごとがあったのかも
と指導員は小さな子どもたちの状態の変化を敏感に感じ取りながら、丁寧に関わります。
それがおかえりの中身です。
ポイントは安心感です。
子どもたちが安心できるように指導員が迎えることです。
学童に帰ってくると指導員に
いちいち
小言を言われると…
ため息がでるぜ…
と子どもたちが感じているようでは、学童保育所で楽しく過ごせません。
ここは
私の居場所♬
学童大好き♡
おちつく…
と子どもたちが感じ、安心に包まれるような生活が送れるように指導員は子どもたちを迎え入れます。
そこが大切なポイントとなってきます。
出欠確認
学童保育では出欠確認が欠かせません。
なぜなら、学童にくる予定の子どもが帰ってこないと大問題となるからです。
子どもたちが安全に学童に帰り、そこで安心して過ごしてくれるから、保護者も安心して働くことができます。
学童に帰ってこないで、どこかに行ってしまっていたら大問題です。
学童外の友だちといつの間にか約束してしまい、どこかにあそびにいってしまうと大問題…
学童保育での出欠確認において、保護者と指導員の連絡と連携は必須です。
- 学童保育に子どもを預けることで保護者は安心して仕事ができる。
- 指導員は子どもたちの大切な命を預かって保育をしている。
出欠確認は
ちょ〜重要!!
③宿題タイム
学童に帰ってくると宿題の時間です。
もっと
あそびたーい…
ゆっくり
やすみたーい…
宿題をする習慣を身につけることが、特に低学年のうちは大切となります。
子どもたちは学童のお迎え後、家へ帰ってから宿題をする時間はほとんどありません。
夕食
おふろ
明日の準備
テレビみたい
ゲームしたい
そして
保護者が家でゆっくりと子どもの宿題を見れる状態の方ばかりでもありません。
仕事つかれたー
あれもこれもそれもどれも…
バタバタバタバタ…
ほとんどの方が忙しい日常の中でお仕事と生活をされています。
ここで学童保育所の出番です。
子どもたちが自分で宿題に取り掛かり、自分の力で宿題をやり遂げることができるように指導員はサポートします。
それが基本的な宿題に関する考え方であると言えます。
だいたい
そんな感じ…
しかし指導員の宿題サポートのやり方は様々です。
指導員は、子どもたちの宿題に関して
- 手とり足とり教える…
- 全く、宿題に対して関わらない…
- わからないところや、つまずいているところをできる範囲で伝える…
- 子どもが間違っている計算問題や漢字があっても一切の指摘をしない…
など各学童保育所の宿題に対しての考え方や関わり方はちがいます。
関わり方
考え方
さまざま…
だからこそ、
子どもと保護者と指導員の三者で学童での宿題のあり方について話し合うことが大切となります。
子どもはどうしたい?
保護者はどうしてほしい?
指導員は何を大切にする?
学童としてどうするの?
を相談しながら、確認していきます。
指導員として抑えるポイント
①習慣づくり
低学年のうちに宿題をする習慣が身につくと高学年になっても自分から進んで宿題を終わらせる意識と習慣が身につきます。
- 宿題の準備を自分からできるように…
- 自分の力で宿題ができるように…
早くやりなさい‼
と注意するだけに留まらない子どもとの関わりが指導員に求められます。
子どもたちが自らできるように、時に見守り、時にコミュニケーションを取りながら子どもたちのやる気を引き出す関わりをすることが大切です。
②関わるチャンス
宿題を通して子どもたちとコミュニケーションをとる機会が生まれます。
宿題は子どものことをよく理解することにもつながります。
ここでつまずいているのか…
字がきれいだな…
集中できている…
おおざっぱ…
また、そのことは保護者に宿題の様子を伝えるきっかけとなります。
それは
宿題ができたか…
できていないか?
という視点だけの関わりを指導員がすることではありません。
宿題やっていませんよ
と保護者に報告するためのスパイ行動を指導員がすることでもありません。
一人ひとりの状況を丁寧に詳細に保護者へ伝える中で、宿題に関する理解を指導員と保護者で共有することが重要となります。
それは、宿題を通して、一人ひとりの特徴をよく知り、よりその子に応じた関わりや支援を行うことと結びついています。
このように指導員と子どもが関わるチャンスが宿題の中に含まれています。
宿題は子どもを
知るチャンス
関わるチャンス
子どもたちが自ら宿題に取り掛かることができるように関わり、それらを通して子どもたちと指導員の関係性を深めることがポイントとなってきます。
そして宿題が終わる頃にお腹が空いてきます。
④おやつアワー
宿題が終わるころにおやつの時間がきます。さきにおやつを食べてあとから宿題というパターンもありますが、学童にはおやつの時間があります。
おやつは子どもたちの生活に欠かせません。
なぜなら、おやつは、子どもたちの成長を支え、たのしい時間を与えてくれるからです。
腹が減っては戦はできぬ…
①栄養補給、活力アップ
おやつを食べることで子どもたちはエネルギー補給を行います。
お腹が空いていると気力が湧きません。
それどころか、ささいなことでイライラしてしまったり、集中力が欠けてしまうことがあります。
お腹が空いていると機嫌とかも悪くなります。
大人も同じ…
子どもたちはおやつを食べて、活力を養うことで6時とか7時とかまで学童保育所で過ごすことができます。
手作りのおやつがでたり、ヨーグルトや果物など栄養のあるものがでる学童もあります。
うれしい♡
おやつと言えど、その栄養とエネルギーは子どもたちの体を支えます。
そして、おやつは子どもたちの元気となります。
たかが、おやつ…
されど、おやつ…
②おいしい、たのしい
おやつはおいしいし、おやつの時間はたのしいものです。
子どもたちはおやつが大好きです。
友だちとわいわいおしゃべりしながら、おいしいおやつを食べることは最高のひとときです。
コロナ禍ではできない…
おやつは最高のご褒美タイムです。
子どもたちにとって学校で一日勉強をがんばってきたあとのご褒美が学童のおやつとなります。
わたしたちが仕事終わりにコンビニで買うスイーツやビールと同じです。
うれしい、たのしいひとときがあるから、癒やされます。
よしっ
これで
がんばれる…
子どもたちも同じです。
そう考えると、できるだけ子どもたちにとってうれしいおやつを考えてみたり、子どもたちが満足するメニューをきいて取り入れたくなります。
わくわく
③食育・食文化
おやつはポリポリ、さくさく、ふわふわ、ネチャネチャと食感を味わうことができます。
そして時に季節感を感じることもできます。
夏のアイス
冬の肉まん
ハロウィン限定のもの
春のさくらもち
おやつは食文化であり、食育とも繋がっています。
子どもたちは食べることから多くを学び、感じ取り、心と体にその養分を吸収しています。
おいしい、たのしいは、子どもたちの体をつくります。
子どもたちは学童保育所でおやつを食べて大きく成長します。
そしておやつの時間のあとは、あそぶ時間です。
⑤あそぶ時間
学童保育の生活はあそびを軸に組み立てられています。
放課後は子どもたちにとって自由な時間であり、好きなことをして過ごせる時間です。
子どもたちが自由時間に望む好きなことと言えば、あそぶことです。
だから、学童保育所はあそび中心の生活づくりが営まれています。
そこで子どもたちはあそんで育ちます。
そのあそびの種類は様々です。
部屋では
トランプや工作、おりがみや色ぬり、ボードゲームに読書、コマ、けん玉など
をしてあそんでいます。
外では、
ドッチボールに鬼ごっこ、遊具であそんだり、バッタやトカゲを捕まえたり、だるまさんがころんだみたいなこと
をしています。
あと、「あそびに見えないあそび」も子どもたちはしています。
名のないあそび
- 石で棒をけずる…
- 穴をほる…
- 水たまりをながめる…
など...
それ、あそんでいるの?
と思えるようなことも、子どもにとって、これらはあそびとなっています。
心を満足させることはあそびなので、これらの「名のないあそび」も子どもたちの成長に欠かせない大切なあそびとなります。
子どもたちは心も体も目一杯使い、日々あそびに没頭します。
たくさんあそぶことで子どもたちの心は安定します。
たのしいなー♡
うれしいなー♬
と感じる心が、子どもたちに充実感や安定感をもたらします。
そしてそれらのあそびは、子どもたちを幸せにします。
あそびを軸にした生活づくりは、子どもたちを幸福に導きます。
あそびって最高
あそびって素敵
と子どもたちも指導員も、感じられる生活を大切にしていきます。
あそぶって
幸せ♡
⑥保護者お迎え
仕事が終わった保護者は学童保育所に迎えにきます。
子どもたちだけで夕方に学童から家に帰るケースや、指導員が家まで送る学童保育もあると聞きますが、一般的には保護者に迎えにきていただく学童が多いようです。
そして保護者は一日子どもが学童保育所でどのように過ごしていたかを指導員から伝えられます。
子どもたちを預かるところが学童保育所であり、その時間の責任は指導員にかかってきます。
しかし、子どもたちを学童保育に預ける責任も保護者にはあります。
指導員は子どもの様子を保護者に伝える責任がありますが、保護者も預けていた子どもが一日どのように過ごしていたかを知っておく責任があります。
子どもが真ん中
学童保育…
また明日…
学童に通う子どもたちは、
また明日ね♬
と指導員とあいさつを交わし、帰っていきます。
子どもたちは毎日学童保育所で生活をしています。
そして子どもたちのメンバーはコロコロ代わるものではありません。
指導員の入れ替わりも、ない方が望ましい…
それは、子どもたちとの
また明日ね♬
を大切にしたいからです。
子どもたちが継続的に安定した生活をおくるためには、安心できる環境が必要となります。
それは
毎日同じメンバー、同じ仲間の存在と毎日同じ指導員による継続的な関わりや支援
のことです。
その環境が
また明日ね♬
という言葉を生み出します。
明日もまた
学童に来られる…
毎日学童に来れてうれしい♡
を確認し合うあいさつが「また明日ね」です。
今日の夕焼けは一段ときれいに見える…
まとめ
学童保育の一日はどんな感じでしたか?
想像どおりだったでしょうか?
①自ら歩んで…
②「ただいま」「おかえり」
③宿題タイム
④おやつアワー
⑤あそぶ時間
⑥保護者お迎え
のような生活の流れでした。
学童保育の一日のドラマは、みんな違います。
学童保育所によっても…
子ども、保護者、指導員にとっても…
同じ学童保育所のドラマは存在しません。
そして子どもたちが主役のこのドラマは、毎日上映されています。
そして指導員という脇役が主役の子どもたちを輝かせます。
このドラマはハッピーエンドです。
なぜなら学童保育の一日はハッピーに包まれて、光り輝いているからです。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
じゃーねーっ
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