トラブル解決も指導員の仕事なの?
ケンカが起きたら、どう関わるの?
わー
どうしよう⁉
今日は指導員の仕事内容③トラブル解決についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、特に子どもたちのトラブルが起きたときの対応や関係づくりの必要性について理解できるようになります。
そうなることで、子どもたち同士が問題を起こしたときに冷静に対応する力を身につけることができます。
そしてそのことは、子どもたちとの信頼関係を深め、学童保育全体の安心と安定に繋がってきます。
どうぞ、最後までお付き合いください。
指導員の仕事内容③とは?
指導員の仕事は多岐にわたりますが、その中で一番大切なことは子どもとの関係をつくることです。
なぜなら、子どもとの関係性がうまく築き上げられていると、あらゆる問題は起きないからです。
えーっ⁉
また、問題が起きたときでもすぐに指導員が対応でき、スムーズに問題が解決できるようになります。
→学童保育指導員の仕事内容①とは?【子どもとの関係づくり編】
→学童保育指導員の仕事内容②とは?【安心と安全の関係づくり編】
関係づくりは
無敵…
今回は、子どもとの関係づくりがトラブル回避につながる理由や、トラブル時の関わり方について深堀りしていきます。
トラブルの考え方
学童保育の生活にトラブルはつきものです。
つきもの⁈
なぜなら、人と人が関わるとトラブルは起きるものだからです。
確かに…
ここで言うトラブルとは、子ども同士のいざこざやケンカなどのことです。
子どもたちは一人ひとり、みんな違います。
思いや性格、発達段階もそれぞれです。
まずは子どもたちが生活を共にする以上、多少のトラブルはつきものであることを理解しておくことが大切です。
トラブルは少ない方がいいですが、0にすることはできません。
トラブルを少なくする努力は大切ですが、指導員がそればかりにとらわれる必要はありません。
なぜなら、指導員がトラブルを起こさせないことばかりに意識をおいていると管理的な保育に走りがちになってしまうからです。
あれもだめ
これもだめ
禁止、抑制
問題を起こさせない‼
という考えでは、子どもたちも指導員も窮屈になってしまいます。
これでは、子どもたちの安心安定と健やかな育ちを保障するのが難しくなります。
- トラブルは起きても大丈夫
- 解決できるから大丈夫
- 失敗あるある
- いい経験になったね
という生活づくりが、子どもたちに最善の利益をもたらします。
子どもたちにとって一番いいことは、失敗やトラブルが許される環境です。
失敗あるある
大丈夫…
なぜなら、そのような生活づくりが子どもたちの安心を育むことにつながるからです。
トラブルは学びのチャンス
トラブルは子どもたちにとって学びのチャンスとなる場合があります。
なぜなら、子どもたちは失敗から多くを学ぶことができるからです。
ケンカなどの経験も子どもたちを成長させる機会となり得ます。
1年生には1年生なりの…
6年生には6年生なりの…
学びがそこにあります。
子どもたちは人と人との関わりの中から社会性を身に着けます。
ケンカやトラブルを通して子どもたちは大きく成長を遂げることがあります。
その経験が、子どもたちの生きる力を育むことに繋がります。
経験値アップで
生きるチカラが育つ
だから、トラブルは「いい経験」となります。
トラブルを回避する考え方よりも、子どもたちがトラブルを乗り越える力が備わることに重点をおくことが大切と言えます。
問題を解決する力は、その問題に遭遇することで培われます。
そしてその問題を共に乗り越えることで、子どもたちは大きく育ちます。
それは指導員として大切にしたい考え方の一つです。
トラブルは学びのチャンス
という視点が子どもたちの健やかな成長を育みます。
これらが、トラブルの考え方となります。
トラブル回避と関係づくり
子どもたちはトラブルから学ぶことも多くありますが、あえてトラブルの機会を与えるものでもありません。
なぜなら、トラブルが少ないことは、安心安定が守られている生活づくりができているとも言えるからです。
そして、そのような学童には特徴があります。
トラブルが少ない学童は、関係づくりがうまくいっている学童です。
子どもたち同士の関係や指導員と子どもたちの関係が良好であると、問題は起きにくくなります。
良好な関係性は、子どもたちに安心安定をもたらします。
関係づくりは
安心づくり…
安心できる場所で過ごす子どもたちは、問題を起こすことはありません。
また問題が起きたとしても、すぐにその問題を解決できることにつながります。
これが、子どもたちの安心がトラブルを遠ざける理由となります。
だから、わたしたちは子どもたちと安心できる関係を築き上げる必要があります。
子どもたちとの関係づくりが指導員の仕事内容となります。
ケンカのトラブル
子どもたちがケンカをした場合、指導員と子どもとの関係性がしっかりと構築されていれば、解決に至るまでがスムーズになります。
なぜなら、関係性ができていると、その子の気持ちや本音を指導員に曇りなく伝えてくれるからです。
本当の気持ちを
曇りなく…
子どもとの信頼関係ができているとトラブルの原因を指導員に話してくれるようになります。
ケンカの仲裁などは特別な言葉かけや技術を必要とするわけではありません。
そこで必要なものは、信頼関係です。
例えば、ケンカなどのトラブル解決をするのが、上手な先生がいます。
その先生のケンカの仲裁を観察すると、子どもの声をよく聴いていることがわかります。
何があったの?
そんなに怒るには何か訳があったんじゃないの?
別に…
イラついたから
文句を言ってやっただけさ…
理由があるはずよ
理由もないのにキュウリくんが文句言ったり、怒ったりすることがないことは、先生は知っているよ。
アイツが俺の悪口を言ったから言い返しただけさ
特に理由なんてないぜ
それは理由だよ
文句言われたら嫌な思いがするのは当たり前だよ
先生はキュウリくんの気持ちがわかるよ
.....
この先生は、キュウリくんの話を聴いて共感しています。
キュウリくんは、理由を丁寧に聴いてもらったり、気持ちをわかってもらうことで
この先生になら本当の自分の気持ちを言おう♪
という風になります。
理由がわかれば、指導員はそれを整理します。
そして、ケンカした子どもたちと一つ一つ確認していく作業に入ります。
そっか、そういう気持ちだったんだね。
タマネギくんが、そういう言い方をしてしまった理由もわかったわ。
教えてくれてありがとう。
次からどうしたらいいか、一緒に考えよう♪
という感じで子どもたちと関われば、うまくケンカの仲裁ができるようになります。
ポイントはお互いの気持ちを理解することです。
この場合、指導員の言葉がけの技術は多少はあります。
しかし、ほとんどは技術ではなく、その子との関係性がモノを言います。
普段から、その子たちのことをよく見てよく理解しているからこそ、このような関わり方ができるということです。
信頼できる指導員の言うことに、子どもたちは耳を傾けてくれます。
それは、子どもたちが
この先生ならわかってくれる
この先生になら本当のことを伝えよう
という気持ちになっているかが重要となってきます。
それが関係性です。
その関係を構築することを、関係づくりといいます。
ケンカの仲裁やトラブル解決は、子どもとの関係性がすべてです。
関係ができているから、子どもたちの話を聴くことができます。
関係ができているから、子どもたちに話をすることができます。
関係づくり
最強‼
指導員は裁判官⁉
指導員の仕事は、子どもたちのトラブルに優劣をつけて解決することではありません。
良い ○
悪い ✕
を決めることではありません。
なぜなら、子どもたちのトラブルやケンカの対応は、子どもたちの声を聴き、一緒にその思いを確かめ合うことが大切だからです。
指導員は、子どもたちの良き理解者であり、代弁者でもあります。
裁判官では
ありません…
子どもたちの気持ちに寄り添い、その子たちが言葉にできない思いなどを指導員が言葉にしてあげることでお互いの気持ちを確認し合います。
そのような、一人ひとりの思いを紡ぐ丁寧な関わり方が、私たち指導員に求められています。
評価
判決
ジャッジ
しない…
そこで私たちは、その伝え合いをスムーズに行うために、子どもたちと関係をつくることを大切にします。
良し悪しや優劣をつける関わり方と正反対のことをします。
なぜならそれが、指導員の仕事となっているからです。
学童保育は子どもたちの気持ちを最優先にするところです。
それが、学童保育の基本となっているからです。
トラブル対処が関係づくり
子どもとの関係づくりが順風であると、トラブル時の対応もうまくいくものです。
しかし…
指導員が子どもとの関係性ができていないとケンカの仲裁やトラブルの対処をしてはいけないわけではありません。
まだまだ関係ができていないから、ケンカの仲裁できません…
ということではありません。
なぜなら、ケンカの仲裁などのトラブルに対応することで、子どもとの関係が育まれるからです。
トラブル対処が
関係づくり…
指導員が子どもたちの思いを知り、トラブル解決に向けて真摯に子どもたちと向き合うことは、信頼関係の構築に繋がります。
トラブルは、子どもたちの思いを知る絶好のチャンスとなります。
それは指導員として、子どもたちのことを理解する学びの機会となり得ます。
新人指導員さんは特に、積極的にこのチャンスを活かすように、トラブル対応に務めることをおすすめします。
活かせ‼
チャンス‼
子どもたちと真摯に向き合い、深く関わった分だけ、子どもたちとの絆は育まれます。
学童保育の生活にトラブルはつきものです。
これは、言い換えると
学童保育の生活の中には、子どもたちとつながるチャンスがたくさんある…
と捉えることもできます。
活かせ‼
チャンス‼
まとめ
子どもたちとの関係づくりがうまくできていると、トラブルが起きることは少なくなります。
また、トラブルが起きても、大きな問題となることは少なくスムーズに解決できるようになります。
なぜなら、関係づくりは安心づくりだからです。
安心できる環境では、子どもたちは落ち着いて過ごすことができます。
トラブルが起きる原因が少なくなります。
だから、私たちは子どもとの関係づくりを大切にすることが求められます。
子どもとの関係づくりは
最強…無敵…
また、指導員がケンカの仲裁をするときは、裁判官のような役割をしてはいけません。
良し悪しをつけて判断する人になってはいけない…ということです。
ジャッジマンでは
ありません…
学童保育は子どもたちの気持ちが最優先されるところです。
だから、お互いの話を聴いて、お互いの心に寄り添いながら、大切なことを一つひとつ丁寧に子どもたちと確認していくことが私たちに求められています。
それは、何か特別な技術を要することではありません。
それは、普段からの子どもたちとの関係性が鍵を握ります。
子どもたちとの関係づくり
そしてその関係性は、子どもたちとのコミュニケーションやあそびを通した関わりの中で日常的に育まれます。
毎日の指導員の関わり方がすべてとなります。
→学童保育で大切にしたい子どもとの関わり方とは?ポイント6選‼︎
このように
私たち指導員の仕事は、
「子どもとの関係を紡ぐこと」です。
そのために
あの手
この手
その手
奥の手
を使って、今日も子どもたちと関わります。
それが、私たち指導員の仕事内容③だからです。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
じゃあねーっ