子どもに自ら考えて行動してほしい…
押し付ける言い方ではない言葉がけとかが知りたい…
あるよあるよ
いいのが
あるよー
今回は子どもの主体性を育む言葉がけについて、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで、子どもが主体性をもって行動できるようになります。
そうなることで、いつも指導員に反発している子どもの行動に変化が見られるかもしれません。
そしてそれは、学童保育生活の全般に安定をもたらすことに繋がります。
ガミガミ怒ったり注意したりすることから解放される
どうぞ、最後までお付き合いください。
主体性を育む言葉がけ
子どもの主体性を育む言葉がけは、「問いかける言葉がけ」のことです。
なぜなら、問いかけることで子どもは、自ら考える力が身につくからです。
問いかけられると考える…
指導員は、疑問形で質問するように子どもに声をかけるのがポイントとなります。
疑問形の言葉を使い、子どもの声を聞いてみます。
- 今は何する時間かな?
- それをするのは何で?
- どうしてそう思うの?
という内容の言葉を問いかけることで子どもは考えます。
考えるといっても、難しいことを考える意味ではありません。
今は何する時間かな?
宿題する時間に決まってるだろ
じゃあどうして走り回ってるの?
ちょっと鉛筆削りに行っただけさ
じゃあ歩いても行けたんじゃないの?
。。。。。。
子どもに、考える機会が与えられます。
子どもが考える…といっても、このような「いいわけや屁理屈」を言っているように感じられる返答を子どもがしても大丈夫です。
理由を述べる機会、屁理屈を聴いてもらえる機会が、まずは必要となります。
コラーっ‼
走り回るなって言ってんだろ‼
と指導員が怒鳴って注意するよりは効果的です。
自発的な行動や主体的な活動というのは、このような自分で考える機会から育まれてくるものと考えられます。
「問いかけ」と「返答」が保育室に広がることがポイントとです。
このような指導員の問いかけは、子どもの声を聴くことにつながります。
話を聴く機会…
子どもの声を聴く
問いかける言葉がけは、子どもの声を聴く言葉がけです。
なぜなら、問いかけることで、子どもは発言をする機会が与えられるからです。
そして、発言する機会は、子どもの理由や思いを指導員に聴いてもらう機会となります。
たとえば
部屋であばれません!!
静かにしなさい!!
と注意するのではなく、問いかけてみます。
どうして部屋であばれているの?
あばれていると、まわりのお友達はどんな気持ちになるとおもう?
です。
子どもの声を聴いてみます。
だってナスビくんが俺に変なことしてくるからさー
だってナスビくんが「走ろうぜ」とか言うからさー
きっと色々と理由や主張が聞こえてくるはずです。
そこが大事なポイントとなります。
ここで、指導員の意見を挟まずに、さらに話を聞いてみます。
どんな変なことをされたの?
ナスビくんが部屋を「走ろう」って言ったんだね
うんうん、なるほど、それでそれで?
という感じで問いかけます。
これを繰り返し、何度も行います。
問い詰めるのではなく、問いかけます。
そうすることで、子どもの行動は落ち着いてきます。
なぜなら、子どもは注意されるのではなく、理由を聴いてもらえることで安心感が得られるからです。
頭ごなしに怒られない
理由を聞いてもらえる
この積み重ねが子どもの心を軽くし安心感をもたらします。
そして安心は、指導員に対しての信頼へと繋がります。
このように指導員の「問いかけ」と子どもの「返答」が保育室に広がれば、学童保育は安心の空間に包まれます。
聞いてもらえる◎
わかってもらえる♡
安心が信頼の心を耕します。
直接的に伝える落とし穴
直接的に子どもに伝えることで、子どものやる気を損ねてしまうことにつながります。
いやーーっ!!
なぜなら、子どもは決まり事を押し付けられる感覚になってしまうからです。
たとえば
宿題しなさい
片付けしないとダメでしょう
暴れるな
騒ぐな
など子どもに直接的に伝えるとします。
子どもはイヤイヤしかたなく言うことを聞くこともありますが、直接的に言われると返ってやる気を損ねるケースが多いのが事実です。
あーー
うるせーなー
ウザいぜ
めんどくせーなー
そして反発します。
何で俺ばっかりに言うんだよ
俺の自由だ、口出しすんな
なぜならそれは、決定事項を伝えられるという感覚になってしまうからです。
- 「宿題・片付けはやるべきこと」
- 「普通はそんなことはしないだろ」
- 「ああしなさい、こうしなさい」
決めつけたり、押し付けたり…
指導員はその意識はなくても、子どもからするとルールや決まり事を指導員から押し付けられる感覚になってしまいます。
言うことを聞かされる…
おもしろくない…
こうなると子どもの主体性は失われてしまいます。
自分たちで考えたことや意見が反映されない…
ルールや決まりを守らさせる…
これが直接的に伝える落とし穴となります。
頭ごなしに怒られる…
わかってくれない…
指導員はそのつもりがなくても、子どもはそう感じてしまいます。
その積み重ねは子どもを「学童嫌い」にさせてしまう可能性があります。
落とし穴…
ルールやきまりを守ることは当然必要なことです。
ルールやきまりを子どもが納得して守れるように…
子ども自らの意思でルールを守ろうと感じられるように…
配慮して指導員が働きかけることが大切です。
その働きかけのひとつが問いかける言葉がけです。
子どもの話をきく
これがいちばん大切です。
まとめ
子どもの主体性を育む言葉がけは問いかける言葉がけです。
なぜなら、子どもが自ら考える機会が得られるからです。
子どもからすると話を聞いてもらえる機会が増えます。
子どもは話をきいてくれる人がいると安心できます。
そして、子どもは理由をきいてくれる指導員に信頼を寄せます。
安心は「信頼関係づくり」とつながっています。
学童保育の生活の中で指導員が子どもに「問いかける」機会が増えることで、子どもの安心感が膨らみ、あたたかい雰囲気が保育室を包み込みます。
また直接的な言葉がけは、子どもの反発を生んでしまいます。
なぜなら子どもは決まり事を押し付けられる感覚になってしまうからです。
それで子どもはやる気を失います。
あーー
うるせーなー
ウザいぜ
めんどくせーなー
直接的に
- 宿題しなさい
- 片付けなさい
- おやつたべなさい
- あばれません
- 走りません
という言葉がけではなく、
- 何があったの?
- どう思うの?
- どうしたいの?
- 何でそう思ったの?
- 何かできることはある?
という問いかける言葉がけが子どもの主体性を育むきっかけを与えます。
ルールやきまりを子どもが納得して守れるように…
子ども自らの意思でルールを守ろうと感じられるように…
指導員が配慮して子どもに問いかける言葉がけをすることがポイントです。
最後に一番大切なことをお伝えします。
それは、直接的でも、間接的でも、問いかける言葉がけでもすべてにおいて最も重要視されることです。
なになに?
それはマインドです。
言わば心(ココロ)です。
指導員としての思いや願いや信念や哲学が最終的には言葉となります。
そして、その心(ココロ)が子どもに伝わります。
その心を効果的に伝える手段として、今回は問いかける言葉がけを紹介しました。
しかし、それらはあくまでも手段にすぎません。
私たち指導員の子どもに対するその愛情こそが何よりも大切となります。
愛だね♡
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー