子どもへの働きかけってどうすんのーっ?
具体的に教えてーっ‼
任せなさい
今回は「子ども理解とはたらきかけ④(働きかけの極意2点)」というテーマについていおぴいまんなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、子どもへの働きかけの極意が身につくようになります。
そうなることで、学童保育で子どもとかかわるときに最強にイケてる働きかけができることにつながってきます。
子どもに変化が訪れたー‼
みんなが言うことを聞いてくれるー‼
という現象が学童保育で起こりますが実は、変わったのは子どもではなく指導員のあなたです‼という内容となっていますので、どうぞ最後までお付き合いください。
子どもへの働きかけの極意
働きかけの極意についてポイントを2つに絞りました。
ギューッと濃縮
今回は極意です。基本が知りたい方は→
をご確認ください。
そして、この極意は指導員の「子ども理解」があって成り立ちます。→
【学童保育】子ども理解とはたらきかけ①(子どもを知る基本編)
これらを踏まえた上での、学童保育で大切にしたい「働きかけの極意」となっています。
働きかけの極意2つとはズバリ
①指導
②寄り添う
です。
これらの働きかけについて具体的にお伝えしていきます。
知りたーい
働きかけ極意①指導
「指導」の働きかけは、子どもをその気にさせるような声かけのことです。
- 子どもが自分で考える…
- 子どもが自分で決める…
- 子どもが自分から行動できる…
ように声をかけたり、きっかけを与える働きかけです。
それは、子どもが自らやってみようと思えるように指導員が導くことです。
- グイグイ引っ張るような声かけ…
- さりげなく促すような試み…
- きっかけとなる見守り…
なども「指導」と言えます。
決して、
厳しく教える…
根性論を叩きつける…
ことが指導ではありません。
子どもが自分で考える…
子どもが自分で決める…
子どもが自分から行動できる…
これが指導員の「指導」です。
例えば、おりがみでツルを折る時に
おりがみしなさい‼
ツル折りなさーい‼
と無理にやらせるのではなく、
ほらほら、みてみて、
じゃじゃーん
とかわいくて、きれいなツルを事前に用意しておいて、その子を魅了します。
かわいい、キレイ
折ってみたーい‼
と子どものやる気を引き出す導きが指導となります。
その気にさせる…
ここでポイントがあります。
それは、子どものやる気スイッチがどこにあるかです。
どこにその子のスイッチがあるかを指導員が知っておくということです。
特徴を知るとスイッチが見つかる…
なぜなら
ここかな…
いや違うな…
と指導員がそのスイッチボタンを探し続けているうちに、子どもはやる気を失ってしまうことがあるからです。
ひょえーっ…
スイッチどこ?
一人ひとりの子どもによって「やる気スイッチ」の場所は異なります。
例えば、
- キュウリ君は褒められたら何でも積極的になるタイプです。
- ナスビちゃんは、指導員が何かの見本を見せてあげると安心して活動に取り組むタイプである。
それぞれに
タイプがある
ということなどです。
そこでいい方法があります。
スイッチがどこにあるのかを知る方法があります。
子どもとあそんで、その子を深く知る
それは、指導員が子どもと「よくあそぶこと」です。
指導員は子どもとよくあそぶことで、その子の特徴を知ることができます。
それが、その子のやる気スイッチを見つけやすくする方法です。
あそび最強!
例えば恋愛とかでもそうです。
あの人が気になる♥️
もっとあの人のこと知りたい♥️
と思えば、どこかに遊びに行ったりするのが一番効果的です。
一緒に遊ぶとその人が分かる…
指導員の「指導」は子どものやりたい気持ちを引き出すことです。
子どもとあそぶ習慣を指導員が身につけておくことが大切です。
そうすることで、子どもにナイスな働きかけができるようになります。
子どもと遊んで、
子どもを知って、
子どものやる気スイッチを押す!
それが極意の1つ目でした。
働きかけ極意②寄り添う
2つ目は、「寄り添う」です。
寄り添うことが働きかけの極意です。
子どもが安心できるように、子どもがのびのびと自分の気持ちを学童保育で出すことができるように、私たち指導員は子どもに寄り添います。
子どもは自分の気持ちを指導員に共感してもらうことで勇気や元気が湧いてきます。
例えば、宿題をやりたくない3年男子のキュウリ君がいます。
ダラダラ寝転んだり、大声で叫んだり、他の子が宿題するのを邪魔しています。
その子に
こらっ‼️
しっかり宿題しなさい‼️
と指導員が厳しく注意してもその子は聞く耳を持ちません。
なぜなら、子どもからしたらウザイと思うからです。
いちいちウルサイ…
とその子は感じてしまいます。
そこで今度は寄り添う働きかけをしてみます。
どうしたの?
宿題進んでいないようだけど、何かあった?
と聞いてみます。
そして、その子の状態を否定せずに共感します。
ダラダラしたくなるのも、わかるよ
大声で騒ぎたくなる気持ちもわかるよ
他の子の宿題が気になることってあるよねー
などと、その子に寄り添います。
もしかして
・寝転んでいるのは、疲れているからじゃない?
・大声で叫ぶなんて学校で嫌なことでもあったの?
・「自分も宿題をやらなくちゃいけない」ことをわかっているけど中々気持ちが落ち着かないので、他の子にちょっかいをかけてしまうのかな?
などと、その子の気持ちや状態に指導員は寄り添います。
すると
先生は僕のことわかってくれようとしている
こんな僕を認めてくれる
と子どもは感じられます。
これは、「甘やかす」「わがままを許す」ことではありません。
違うの?
- 甘やかすのではなく、甘えたくなる子どもの気持ちを理解する…
- わがままを許すのではなく、その子がわがままを言いたくなる状態や理由を理解する…
甘えたい気持ちを理解…
わがままを言いたい状態を理解…
気持ちと状態の部分にスポットを当てることで見えてきます。
理解する、許す部分は、その気持ちや状態の部分です
働きかけ…
ここが「子ども理解」ともつながっています。
寄り添う働きかけは、子どもの気持ちや状態に寄り添うことです。
そのあたたかい指導員の働きかけが子どもの安心と安定を育みます。
それが2つ目の極意でした。
まとめ
子ども理解と働きかけの極意は2つあります。
①指導…その気にさせる働きかけ
②寄り添う…気持ちと状態に寄り添う働きかけ
これらの極意は子ども理解という土台の上に成り立っています。
いい指導とナイスな寄り添いは、子どものことをよく知っていないとできません。
子ども理解
そして、よく知る…ということは「みとめる」ともつながっています。
その子がどんな気持ち、どんな状態であろうとも、指導員はその子をみとめます。
その子のことを承認します。
すなわち、子ども理解と働きかけで1番大切なことは「承認」ということです。
認められている子どもは、そこで健やかに過ごすことができます。
学童保育で子どもは豊かに育ちます。
導いてくれる♪
寄り添ってくれる♬
指導員はあたたかいまなざしで、学童保育の子どもを大切にしてくれます。
それが指導員が大切にするべき、働きかけでした。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー