学童に出勤したくない…
転職も考えるか…
あるある…
そう思うこと
あるある…
今日は学童保育の仕事が嫌になる理由について簡単にわかりやすくイオピーマンなりにランキングにしてみました。
この記事を読むことで、どんなことに指導員が悩まされているかが理解できるようになります。
そうなることで、自分自身を見つめ直し、改善できるところとそうでないところを整理することに繋がります。
指導員の仕事は本来、楽しくて素敵なお仕事です。
もし、そう思わないことがあるとしたら原因は何か…
それを考えることで解決の糸口が見つかるかも知れません。
どうぞ、最後までお付き合いください。
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仕事が嫌になる理由を勝手にランキング
何で勝手にランキングかというと、この理由は誰に聞いた訳でもないからです。
アンケートで調査した訳でもないので
勝手にっ‼
とさせて頂きました。
私はこれまで多くの指導員たちと出会いました。
自分が務める学童保育所はもちろん、同じ地域などで知り合った指導員さんたちの数を合わせると、その数は計り知れません。
そして、毎年何人かの指導員が退職します。
学童保育の仕事が嫌になる理由と、指導員が仕事を辞める理由は直結しています。
仕事が嫌になる原因を整理することで、その原因の改善策を見つける手掛かりとなります。
多くの指導員の方々に、この仕事を長く続けてもらいたいという願いを込めてランキングにしてみました。
それではランキング‼
チェケラーっ
第5位 子どもとうまくいかない
子どもと関わる仕事がしたいと思いこの仕事についた訳ですが、子どもの言動、行動にふりまわされてしまうことがあります。
なぜなら
- 自分が思っているように、子どもが動いてくれない・・・
- どうしても子どもを受け入れる気持ちになれない・・・
と思うことが多いからです。
子どもはコントロールしたり、できたりするものではありません。
にんげんだもの…
自分の気分が落ち込んでいるときや気持ちが乗らない日などもあります。
しかし、根本的に子どもと関わることが嫌になってしまうことがあれば要注意です。
- どう関わればいいかわからない・・・
- 自分の保育なんてわからない・・・
と自信をなくしてしまうことに繋がると、仕事が嫌になってしまいます。
また、特定の子どもの言動が原因となる場合もあります。
相性…
その時こそ、チームで問題に向き合うことが必要です。
指導員は1人で戦っているわけではありません。
指導員のチームワークと連携を大切にすることで問題は解決に近づいてきます。
➡学童保育指導員の仕事のチームワークと連携が大切な理由とは?
学童保育には、いろいろな子どもが通っています。
相性が合う子どももいれば、合わない子どももいます。
しかし私たちは学童保育のプロとして子どもと関わっているので、相性や気分で関わり方に違いが生じることは許されません。
なぜなら高いプロ意識が求められる専門職だからです。
➡学童保育指導員の隠れた専門性とは?実はその関わり方はプロの技‼︎
そして児童福祉法に基づき、子どもの人権を守る義務がある仕事に携わっていることも忘れてはなりません。
とは言え・・・子どもとの関わりには
悩みます…
でも、その悩みこそが大切です。
そこから自分自身を振り返り、また新たに子どもとの関わり方を見つけ出していきます。
そしてまた、考えます。
何度も、何度も、振り返ります。
その繰り返しが必要となります。
悩むからこそ、新たに発見できることがあります。
それは、子どもから気づかせてもらうことがほとんどです。
そしてこのことは、何十年たっても、変わらない指導員のあるべき姿と考えられます。
子どもとの関わり方にゴールはありません。
いつまで経っても、日々の振り返りと学ぶ姿勢は私たちに求められてきます。
そこに覚悟を持っていた方が、気持ちは楽になります。
ずっと悩みながら、保育していくのが、学童保育指導員です。
子どものことで悩める指導員は素敵です。
そんなときは
甘いものでも食べて元気を出して♡
第4位 仕事量が多い
あれもこれも、それもしなくてはいけないのが学童保育指導員です。
なぜなら学童保育指導員の仕事は多岐に渡るからです。
➡︎学童保育の準備時間は何するの?目からウロコのポイント満載‼︎
➡︎学童保育指導員の仕事内容8選‼一日の流れをわかりやすく徹底解説‼
特に正規指導員のような責任を負う立場の指導員となると負担は大きくなります。
なぜなら、その立場になると学童全体のマネージメントを担う役割があるからです。
それは、保育以外の仕事全般のことです。
- どこかが壊れた・・・
- あの指導員が出勤できない・・・
- 関係機関や学校とのやりとり・・・
例えば学校でいうと教頭先生のような役割を担うことになります。
きょっ教頭?!
という仕事が増えてきます。
運営や管理全般のことを担うケースもあります。
雑務のような仕事や、人間関係のもろもろにまで責任をとる必要も生じてきます。
保育を行いながら、それらも行います。
また、共同保育(保護者運営)や民設民営の学童で働く指導員は、運営面の仕事などの比重が大きくなってきます。
場合によっては、夜の会議に出席する頻度も高くなります。
学童保育指導員の仕事は保育だけをしていればいいものでもありません。
運営指針の目次で言うと
放課後児童クラブ運営指針の目次構成
第1章 総則
1.趣旨
2.放課後児童健全育成事業の役割
3.放課後児童クラブにおける育成支援の基本
第2章 事業の対象となる子どもの発達
1.子どもの発達と児童期
2.児童期の発達の特徴
3.児童期の発達過程と発達領域
4.児童期の遊びと発達
5.子どもの発達過程を踏まえた育成支援における配慮事項
第3章 放課後児童クラブにおける育成支援の内容
1.育成支援の内容
2.障害のある子どもへの対応
3.特に配慮を必要とする子どもへの対応
4.保護者との連携
5.育成支援に含まれる職務内容と運営に関わる業務
第4章 放課後児童クラブの運営
1.職員体制
2.子ども集団の規模(支援の単位)
3.開所時間及び開所日
4.利用の開始等に関わる留意事項
5.運営主体
6.労働環境整備
7.適正な会計管理及び情報公開
第5章 学校及び地域との関係
1.学校との連携
2.保育所、幼稚園等との連携
3.地域、関係機関との連携
4.学校、児童館を活用して実施する放課後児童クラブ
第6章 施設及び設備、衛生管理及び安全対策
1.施設及び設備
2.衛生管理及び安全対策
第7章 職場倫理及び事業内容の向上
1.放課後児童クラブの社会的責任と職場倫理
2.要望及び苦情への対応
3.事業内容向上への取り組み
放課後児童クラブ運営指針 目次
育成支援以外の第4章以降に関する仕事のすべてを担うことです。
当然、仕事量も負担も大きくなります。
これらの仕事は分担できるものよりも、できないものの方が多くあるのが現状です。
誰か助けてー
第3位 保護者とうまくいかない
保護者との関わりで仕事が嫌になってしまうことがあります。
なぜなら、いろいろな考えの保護者も指導員もいるからです。
子どもの数だけ保護者がいます。
感情的になってしまうと、うまくいかない場合も生じてきます。
- 誤解を招いて不穏な空気になる
- 叱咤激励と捉えられない
- ちくちく嫌味・・・
色々なケースがあります。
もちろん指導員に落ち度があることもあります。
保護者は子どもを預けている立場として当然、指導員に意見を言う場合も必要です。
しかし、しかしです…
保護者とうまくいかないときは、出勤したくなくなります。
- 電話に出るのが怖い・・・
- お迎えの時間になるとそわそわする・・・
あるある…
子どもを真ん中において、話合いをする姿勢が大切であるとしても...
それをわかっていたとしても…指導員も人間です。
わかっていても嫌なものはイヤだ…
となってしまいます。
こんな時こそ、チームワークです。
様々な問題についてチームで相談し合います。
ただ愚痴を言い合うチームではなく、傷ついた指導員を癒やしながら、一緒に問題へと向かい合ってくれるチームメイトが必要となります。
電話があったら私が対応するわ…
任せておいて
指導員はひとりではない…
たすかる…
日頃から、助け合いができる関係性を指導員同士で築き上げておくことが重要です。
指導員も人間です。
保護者も人間です。
お互いの思いがすれ違ってしまうときも、あって当然です。
その時は、色々思います。
ぐちぐち…
ぶちぶち…
ネチネチ…
しかし、それも全部、最終的には自分の経験となります。
これもすべて指導員として成長できるチャンスと捉えた方が気持ちが楽になります。
保護者からも学ぶことがたくさんあります。
保護者に支えられているおかげで仕事を続けられる場合もあります。
保護者との関わりは大切です。
だからこそ
うまくいかないときは
本当につらい…
第2位 給料が安い
仕事の割に給料が低いとやる気が低下します。
なぜなら、自分の頑張りとの間に差が生じるからです。
仕事は多岐に渡り、責任も大きくのしかかる…その仕事と給料が割に合わないということです。
これは、第4位の仕事量が多いこととも関係しています。
指導員の仕事は子どもがいる時間帯だけに留まりません。
子どもと関わる仕事が好きだから、給料少なくても我慢しなくちゃ…
という理由を盾にして自分を納得させることをするのは、本来は間違っています。
私たちは子どもたちの命を預かり、高い専門性が必要とされる仕事に就いています。
その仕事内容そのものが、しっかりと評価されなくてはいけません。
今やっているこの仕事…この専門性がそのまま評価されて、給料に反映されなくてはいけません。
- 何か特別なことを取り入れる
- 労働時間を増やす
ことではありません。
国も市町村も、そこの理解が必要です。
キャリアアップなどの処遇改善事業を利用している自治体はまだまだ少ないようです。
全国的にみても利用した自治体は20%程です。
80%ほどの自治体では、これらの事業を活用していない状況です。
全国学童保育連絡協議会 2020年報道発表資料(2018年実態調査参考)
お金があってこそ…
世の中はお金じゃない‼
と言えるのです。
給料は指導員モチベーション維持に大きな影響を及ぼします。
そして給料は私たちの命に関わってきます。
いちばん重要
そして自分たちの自信にも繋がります。
仕事も俺も最高‼
グッジョブ‼
仕事も私もステキ♡
大好き♡
- この仕事一本で食べていくことは難しい・・・
- 仕事は好きだけど生活できない・・・
と仕事を辞めざるを得ない指導員たちとこれ以上出会うのは辛いことです。
第1位 人間関係
もう説明はいりません。
学童保育指導員の仕事は人間関係がすべてと言っても過言ではありません。
なぜなら、人との関係が深く、濃厚な付き合いが求められているからです。
第5位と第3位を思い出してみて下さい。
子どもで悩まされる時も保護者とうまくいかない時も、チームでカバーし合うことが大切であると述べてきました。
そのチームの人間関係が崩れてしまえば、すべてが悪循環となってしまいます。
- 子どもたちについて保育の話ができない・・・
- 保護者との問題をひとりで抱えなくてはならない・・・
そうなると当然、保育の質は下がり、問題は続出します。
そしてさらに指導員たちに余裕がなくなり、ますますチームワークが乱れてしまいます。
出勤したくない…
あの人が嫌い…
逆に言えば、指導員同士の関係が良好であってこそ、子どもと保護者とも良好な関係を築くことができるということです。
これが人間関係やチームワークがすべてとなる理由です。
だからこそ、日常的にコミュニケーションをとり、お互いが気持ちよく働くことができるように意識しておかなくてはいけません。
- 素直に、ごめんなさい
- 素直に、ありがとう
- 素直に、うれしいです
私たちが普段から子どもたちに伝えていることを、大人も実践していきます。
そうは言っても、嫌なものはイヤ…
という声があるのはわかります。
その気持ちも痛いほどわかります。
ずっとYou Tubeで大好きなネコちゃんの動画を見ていたい気持ちはよく理解できます。
それが正解です。
だけど、私たちは、学童保育指導員になる道を選びました。
自らこの素敵な仕事を選びました。
人間関係がすべてなら、その人間関係が円滑になるように、すべての力を注ぐ価値はあります。
だれひとりとして、これを機に指導員を辞めないでください。
何かできることがあれば私がお手伝いさせていただきます‼
まとめ
勝手にランキングいかがでしたか?
予想通りの結果でしたか?
じつは「仕事が嫌になる理由」というタイトルにしたのには訳があります。
悩んでいるのは自分ひとりではありませんよ。
みんな同じですよ。
だから一緒にがんばっていきましょうよ。
という思いをお伝えしたかったからです。
学童に通う子どもが小さな成功体験を日々積み重ねていくように、私たちもこの仕事についたことで毎日少しずつ成長しています。
そして時に、私たちを苦しめるかのように困難の壁が出現します。
その時は
- 少しずつ登るのもあり…
- 回り道するのもあり…
- 誰かに頼るのもあり…
- ドリルでぶち壊すのもあり…
です。
ただし、ひとつだけ約束があります。
それは、
自分を傷つけないことです。
これだけは約束してください・・・
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー