【学童保育】令和時代…父母会の意味は?
働いて忙しいから子どもを学童保育に通わせているのに、父母会の活動に参加したり父母会運営に携わるのは大変…という保護者の方々の声が聞こえてきそうですね♫
今日は父母会の意味についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで、父母会とは何か?が理解できるようになります。
そうなることで指導員として、保護者として学童保育で大切にしていくべきものが見えてきます。
父母会について深く知りたい方々にとって有益な内容となっています。
どうぞ、最後までお付き合いください。
もくじ
父母会って何であるの?
学童保育に父母会は欠かせません。
なぜなら、よりよい学童保育には、父母の力が必要だからです。
学童保育は働く保護者を支えるために存在しています。
学童保育所で子どもたちが健やかに過ごすことで、保護者は安心して働くことができます。
子どもたちがそこで安心して生活していることが保護者の安心に繋がります。
それが学童保育の役割となります。
そして
働きながら子育てする道を選ぶとき、子どもを学童保育に通わすことを選んだのは保護者です。
保護者の願い
という保護者の願いが学童保育に込められていると言うことです。
学童保育には保護者の願いが詰まっている…ここがポイントとなってきます。
子どもの豊かな放課後を守るために保護者が力を合わせて、よりよい学童保育をつくっていく…この考え方が父母会の基本の意味となります。
その思いは今も昔も変わりません。
とその思いは受け継がれてきました。
昭和…学童保育の誕生から現在
学童保育は働く保護者の願いから誕生しました。
1950年頃〜昭和
保護者
保護者
でも明日はどうしよう⁉
私の子も預けるところがないわ…
保護者
このように…働く保護者の運動が全国各地で広まります。
指導員が各地で雇われ、学童保育は保護者の手によってつくられ、支えられてきました。
そして働く保護者の願いが基盤となり、そして原動力となり、学童保育は発展していきます。
その運動が子どもたちと指導員を支え、よりよい学童保育を築きあげてきた過去がそこにあります。
もっと国や行政が学童保育づくりに力を入れてもらいたいわ…
保育所とかと同じように学童保育の拡充が必要よね
時は平成…
このような保護者の思いや学童保育の運動が実り、学童保育は法制化され(1998年)放課後児童健全育成事業として児童福祉法に位置づけられました。
そして学童保育のニーズは高まる一方で、学童保育のあり方も多様化されてきます。
- NPO設立
- 民間委託
- 企業参入
- 指定管理者制度導入
学童保育の運営も多種多様になってきます。
多様化
- 塾や英語教室の学童保育…
- 高級マンションでシェフが料理をつくってくれる学童保育…
そして学童保育は
これまで以上に保護者が結束することが求められ、これまで以上に指導員が団結することが必要となりました。
保護者と指導員は子どもを真ん中において、その絆を深めていきます。
時代が変わっても、大切なものは変わりません。
大切なことは、子どもたちの豊かな放課後と幸せな生活が保障されること…
そして2015年…
子ども子育て新制度に伴い、学童保育の世界は大きく変化していきます。
画期的
児童福祉法が改正…
設備運営基準、
運営指針が公布…
- 子育てや社会に生きる子どもたちの育ちにスポットをあてましょう。
- 待機児童をなくそう。
- 新放課後子ども総合プランで拡充だ。
学童保育は自治体で条例が定められ、指導員の資格や配置基準などの整備が進められてきました。
そして令和…
このような時代の流れがあり、今日に至ります。
ここでポイントを整理します。
時代と父母会
学童保育には父母会の存在が欠かせない時代がありました。
そして学童保育は全国各地で発展してきます。
学童保育の多様化と国の制度化に伴い、父母会の力だけで学童保育を支えていく時代ではなくなってきました。
学童保育の事業が整備されてくる中で、父母会の必要性がなくなってしまったように感じられる…
それが
学童保育に父母会は必要なの?
なんの意味があるの?
という疑問につながっている現状と考えられます。
ほんと言うと
いつの時代でも
この疑問はあったと
おもうけどね♡
これが今回の内容のポイントです。
- 父母会って何であるの?
- 集まる意味は?
- PTAとは違うの?
- 父母会がないと誰か困るの?
これについて、語る保護者と指導員もあまりいません。
そこで、グーグルやシリに聞いたりして、このブログにたどり着く…
父母会の意味
父母会があってもなくても学童保育はなくなりません。
現に父母会がない学童保育はいっぱいあります。
父母会がなくても、質の良い保育をしている学童保育はありますし、父母会があっても子どもが行きたがらない学童保育もあります。
だけでは保育の質は図れません。
では、もう一度問いかけます。
父母会の意味は?
全国学童保育連絡協議会が発行している月刊誌「日本の学童ほいく」の中では、父母会の具体的な活動内容を次の5点にまとめています。
- 働きながらの子育ての様子や思いを交流し、支え合う
- 学童保育での生活の内容を指導員と共に支える
- 学童保育をつくり、維持し、運営する
- 学童保育の施設・運営を改善する
- 学童保育の政策や制度をよりよくすることに取り組む
「2020年5月号」に記されています。
父母会について言葉では理解できます。
しかし
納得♫
と納得できる人ばかりではありません。
言葉や文章だけでは父母会の意味について理解できない場合があります。
ここで大切にしたい視点があります。
それは父母の実感です。
父母会に参加する父母たちが実際に何を感じているか…です。
などは、各父母会によって全国各地それぞれでバラバラです。
そこでその学童保育で、その父母会が大切にしたいことを保護者も指導員も理解することがまずは大切となります。
まずは自分が所属している父母会や関係している保護者会がどういうものであるかを知ることが重要です。
父母会に参加し、学ぶことからはじめていきます。
→学童保育の父母会は何であるの?魅力3選‼︎
そして
何を感じるか…がポイントとなります。
保護者
- 保護者同士が交流できてうれしい…
- 子どもが学童で過ごす様子がわかってうれしい…
- 子どもたちのためにできることがあって充実…
と感じれば、それが父母会の意味となります。
保護者
- 参加したけどイマイチ…
- そういうの苦手…
- おもしろくない…
と感じれば、それが今の父母会の現状となります。
保護者
もっと楽しい父母会をつくろう‼
まだまだ色々学童保育について学ぼう‼
となれば、そういうこと…です。
保護者
できれば参加したくない…
目立たないようにしよう…
というのも選べます。
保護者
これもありです。
実感
ここに答えがあるように思われます。
そのために、まずは父母会を知ることが大切です。
それは指導員も同じです。
指導員も自分が関係している父母会に関心を持ち、父母会について学ぶことが重要となります。
運営指針では
第3章 放課後児童クラブにおける育成支援の内容
4.保護者との連携
(3)保護者及び保護者組織との連携
○ 放課後児童クラブの活動を保護者に伝えて理解を得られるようにするとともに、 保護者が活動や行事に参加する機会を設けるなどして、保護者との協力関係をつくる。
○ 保護者組織と連携して、保護者が互いに協力して子育ての責任を果たせるように支援する。
放課後児童クラブ運営指針(厚生労働省)
と指導員が父母会と協力することが掲げられています。
指導員の仕事は子どもを支援するだけではなく、保護者も支援しなくてはいけません。
昭和でも令和でも…
学童保育の意義は変わりません。
大切なことは、子どもたちの豊かな放課後と幸せな生活が保障されること…
父母会、保護者との協力は不可欠です。
父母同士の交流、団結は不可欠です。
まとめ
学童保育に父母会は欠かせません。
なぜなら、よりよい学童保育には、父母の力が必要だからです。
指導員だけは力不足となります。
学童保育は働く保護者を支えるために存在しています。
保護者の願い
という親の願いが学童保育に込められています。
その思いが原動力となり、これまで学童保育を支えてきました。
とその思いは受け継がれています。
しかし、
学童保育の父母会の意味は、各保護者自身の実感の中にあります。
実感
がポイントとなってきます。
そのために、学童保育や父母会のことを「知る」ということが大切です。
そのために、指導員も父母会や学童保育について学ぶことが必要となります。
指導員が
- 父母会のことはよくわかりませーん的な…
- 保護者との関係づくりとか興味なーし的で…
- 学童保育のこと学ぶ気なーいテキーラ…
である学童は、子どもたちも楽しんで通えていない学童保育所である…と想像できます。
保護者と指導員が共に手を取り合い、子どもを真ん中において協力するところ…
それが学童保育というところであり、
それが父母会のあり方とつながってくると信じています。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。