保護者との関わりってどうするの?
何か大切にするべきポイントってあるの?
あるよあるよ
ポイント2点あるよー
今日は、保護者との関わりで大切にしたいポイントについてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、保護者との関わり方について理解できるになります。
そうなることで、保護者と指導員の関係が良好となり、信頼関係を紡ぐことへと繋がります。
今回は、保護者が学童保育に何を求めているか?という視点からポイントを
2点‼
にまとめました。
どうぞ最後までお付き合いください。
指導員の仕事とは?
指導員の仕事は主に3つあります。
- 子どもとの関わり
- 保護者との関わり
- 運営面のこと
指導員の仕事の大部分は子どもと関わることです。
【はじめての学童保育⑧】指導員の仕事とは?(子どもとの関わり編)
しかし、「保護者との関わり」も極めて重要です。
保護者を支えることは、指導員の大切な仕事です。
なぜなら、学童保育は保護者からの理解や協力がなければ成り立たないからです。
保護者支援は指導員の仕事…
このことは運営指針にも記載されています。
放課後児童運営指針
【第一章】総則
2.役割(3)放課後児童健全育成事業の運営主体及び放課後児童クラブは、学校や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、保護者と連携して育成支援を行うとともに、その家庭の子育てを支援する役割を担う。
3.基本(2)保護者及び関係機関との連携
放課後児童クラブは、常に保護者と密接な連携をとり、放課後児童クラブにおける子どもの様子を日常的に保護者に伝え、子どもに関する情報を家庭と放課後児童クラブで共有することにより、保護者が安心して子どもを育て、子育てと仕事等を両立できるように支援することが必要である。また、子ども自身への支援と同時に、学校等の関係機関と連携することにより、子どもの生活の基盤である家庭での養育を支援することも必要である。
【第3章】 育成支援の内容
4.保護者との連携(2)保護者からの相談への対応
- 放課後児童支援員等は、育成支援を通じて保護者との信頼関係を築くことに努めるとともに、子育てのこと等について保護者が相談しやすい雰囲気づくりを心掛け る。
- 保護者から相談がある場合には、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に保護者の自己決定を尊重して対応する。
保護者抜きで学童保育は語れません。
指導員は保護者と連携し、保護者を支えます。
保護者支援は指導員の仕事…
保護者の願い
保護者は子どもの安全、安心、成長を望んでいます。
学童保育で子どもが安全で安心して安定的に過ごせることを保護者は望んでいます。
なぜなら、それが学童保育の意義だからです。
【はじめての学童保育①】放課後児童クラブの役割って何だろう⁉
子どもに健やかに育ってもらいたい
安心して働き続けたい
学童保育には、このような「保護者の願い」が込められています。
この保護者の願いを叶えるために、学童保育は存在しています。
そのために指導員がいます。
学童大好き
毎日たのしい
子どもが学童保育で幸せに過ごすことで、保護者は安心して働くことができます。
子どもの幸せは保護者の幸せ…
それを支える指導員…
学童保育は保護者の「就労」と「子育て」を支えます。
子どもを真ん中に、保護者と指導員が手を取り合うところです。
子どもが真ん中…
学童保育
保護者との関わり
指導員が保護者と関わる上で大切にしておくポイントが2点あります。
保護者は指導員に、この2点を求め、学童保育に子どもを預けています。
知りたーい
保護者が「学童保育に何を求めているか」を理解することで、指導員は保護者を支援しやすくなります。
言い換えると、指導員はこの2点を大切に保護者と関わることで、保護者は大満足します。
知りたーい
ポイント①たのしい学童保育
子どもが楽しく学童保育で過ごしているかどうか?
これを保護者は一番、気にかけています。
子どもが楽しく学童保育で過ごしていてほしい♪
これが保護者が学童保育や指導員に求める条件です。
そしてそれは保護者の安心に繋がっています。
楽しく過ごせているようでよかった♪
だから私たち指導員は子どもが毎日楽しく過ごせる生活づくりを大切にしなくてはなりません。
それが仕事…
それができていると問題が大きなトラブルに発展することも少なくなります。
ケンカやトラブルがあっても子どもが楽しんでいる事実があれば、大きな問題になることはありません。
一方で…
学童つまんなーい…
学童いくの嫌だ…
と子どもが感じる状態であると保護者に不安と心配が付きまといます。
何が嫌なの?
頼むから学童に行ってほしい…
安心して仕事にいけないじゃない…
このような日々が続くと、子どもも保護者もお互いに心が疲れてしまいます。
学童が嫌になると心がクタクタ…
そしてある日、少しトラブルが起こるとします。
例えばニンジンちゃんのお気に入りの消しゴムを勝手に玉ねぎ君に使われてしまう事件が発生します。
学童を楽しく思っていないニンジンちゃんが家で、お母さんにそのことを言いました。
もうその玉ねぎ君はどんな子なの?
先生はそのこと知らないの?
ますますニンジンちゃんが学童に行きたくないって言い出すじゃない…
そしてお母さんの不安は怒りとなって学童に向けられます。
…
これは、一例ですが、このような小さなことが積もり積もって、子どもも保護者も学童に対して気持ちがマイナスに向いてしまうことがあります。
根本的な原因は、ニンジンちゃんが「学童を楽しくない」と思っていることでした。
消しゴムを玉ねぎ君に使われてしまったことは、原因のひとつだったかも知れませんが、ニンジンちゃんが普段から
学童大好き
毎日たのしい
と感じていれば大きなトラブルにならなかったかも知れません。
なぜなら、子どもが喜んで学童保育に通っている事実が保護者に安心感をもたらすからです。
ここでポイントがあります。
指導員の気配り
指導員は子どもが学童保育に「たのしく通えているかどうか」に気を配ります。
子どもの表情や会話から、その状態や様子を読み取ります。
その場だけではなく、全体的に総合的に子どもが生活を楽しんでいるかな⁉…という雰囲気などを読み取ります。
そして子どもに声をかけます。
最近どう?
そうすることで、保護者との関わりもうまくいきます。
なぜなら、子どもと保護者は「たのしいかどうかのポイント」でつながっているからです。
児童クラブでは楽しんでいる様子です…
最近は「楽しくない」と本人が言っていたので気にかけています…
保護者に子どもの様子を伝えることで、子どもや保護者と相談しながら一緒に改善策を考える機会が生まれてきます。
保護者と良好な関係性…
指導員は子どもが学童保育に「たのしく通えているかどうか」に気を配ります。
そして子どもの表情や会話から、その状態や様子を読み取ります。
これが保護者と関わる上で大切にしておきたいポイントの1つ目でした。
ポイント②子どもをよく見る
保護者は学童保育で「自分の子どもをよく見てほしい」と思っています。
先生方は「自分の子どもをよく見てくれている」から学童保育にこの子を預けてよかった♪
すべての保護者は「よく見てほしい…」と思っています。
なぜなら、それが学童保育の意義だからです。
日中、保護者はお仕事しています。
自分の子を「見ることができない」ので学童保育に子どもを預けています。
そしてその子どもを見るために指導員が存在しています。
そのあたりが学童保育の意義ともつながっています。
保護者の期待
保護者は学童保育で「自分の子どもをよく見てほしい」と思っています。
しかし、それをストレートに伝えることはあまりありません。
人数も多いし、色んな子どもたちがいるから、先生はいつも大変ですね
なぜなら、遠慮するからです。
モンペだと思われたくない…
自分の子どものことばかり言うのも気が引ける…
学童保育にはたくさんの子どもが集団で生活しています。
少ない人数の指導員が、大人数の子どもたち一人ひとりのことをよく見ることは困難であることを保護者は知っています。
だから、指導員に
うちの子をよく見てほしいんです‼
と直接言う保護者の方はあまりいません。
しかし、それは遠慮するからであって、本心は
うちの子をよく見てほしいんです‼
と大多数の保護者が思っていることを指導員として肝に命じておく必要があります。
保護者は学童保育や指導員に対して期待をしています。
その期待を裏切らないように、指導員は子どものことを「がポイントとなります。
「子どもをよく見ること」が保護者の信頼と結びつきます。
「子どもをよく見る」意味
「子どもをよく見ること」はただただ「ジーッ」と見つめることではありません。
指導員が双眼鏡で子どもを食い入るように見つめることではありません。
ジーッ…
「子どもをよく見る」とは⁉
意味は主に2つあります。
- ①子どもをよく知る(理解する)こと
- ②状況を把握できること
この2点は重要‼
①子どもをよく知る(理解する)こと
①は子どもをよく観察し、その子の性格や特徴、行動などを知り尽くすことです。
「よく見る」というのは「よく知る」と同じ意味です。
ニンジンちゃんは字を書くのが上手ですねー
下の学年の子にやさしくしていましたよー
はじめて挑戦することに対して慎重ですねー
すごく
よく見てくれている♪
安心…
信頼…
指導員が「よく知る」ことで保護者は「よく見てくれる」と感じます。
指導員として、一人ひとりの子どもをよく見てよく知ることが保護者の安心につながります。
②状況を把握できること
②は何かあっときに、細かく状況を把握できることです。
トラブルやケガなどをした場合などに、指導員がどれだけ詳しく状況を把握できるかということです。
実際に指導員がその現場を見ていないときでも、その状況は把握できます。
状況把握とは指導員がそこで見ていなくても、見たことになる…ということです。
どういうこと?
例えば、1年生のナスビ君が4年生のキュウリ君に蹴られたということを、ナスビ君の保護者が家でナスビ君から聞いて、指導員に相談してきたケースがあるとします。
まず指導員は、キュウリ君や周りの子たちに聞いて事実関係を確認します。
キュウリ君がナスビ君を蹴った理由は、ナスビ君がキュウリ君の言うことを聞かなかったことが原因でした。
それについて、ナスビ君の保護者に話をします。
例えばね
キュウリ君がナスビ君を蹴った話は本当でした。
理由を聞いてみると、キュウリ君が使っていたブロックをナスビ君が急にとって遊んでいたのが原因だったようです。
そこでキュウリ君が怒ったようです。
でもナスビ君は、それがキュウリ君のであることがわからなくて、使ってもいいものだと思ってあそんでいたらしいのです。
キュウリ君は「ブロックを返して」とナスビ君に言ったそうですが、ナスビ君からすると「使ってもいいブロックだ」「何で返すの?」という思いがあったため、そのままそのブロックを使っていたみたいです。
キュウリ君はそのあとに我慢できなくなって怒って、ナスビ君を蹴ったという理由がわかりました。
お互いの気持ちの話を整理してキュウリ君がナスビ君を蹴らずに済むにはどうしたらいいか?という話をしました。
そして謝って解決しました。
また何かありましたら、ご相談ください。
と保護者に指導員が伝えます。
よく見てくれているから安心できるわ
詳しく説明してもらえて助かるわ
このように、指導員が細かく丁寧に保護者に伝えていくことが「よく見る」ということとつながります。
そのために指導員は、細かく丁寧に子どもから話を聞かなくてはいけません。
それができれば
実際に現場を見ていなくても、「子どもを見ている」ということになります。
ポイントはそこにありました。
見ていなくても、見ていることになる…
逆のケース…
例え指導員が現場を見ていたとしても…
ケンカしたんですけど、手を出すのはいけないので、キュウリ君をきつく叱っておきました。それでとりあえずキュウリ君はナスビ君に謝りましたよ!
とナスビ君の保護者に伝えるとします。
それで解決になったのかな…
キュウリ君にも理由はなかったのかな?
ナスビに原因はなかったのかな?
ほんとに先生は見てくれていたのかな…
と保護者は不安を残します。
実際に見ていたとしても、状況を把握できていない…適切な対応をとっていない…ようであると指導員は見ていたことにはなりません。
「子どもをよく見ること」とはこういうことです。
子どもを見ること=この2点‼
- ①子どもをよく知る(理解する)こと
- ②状況を把握できること
これらを意識することが私たち指導員に求められます。
まとめ
指導員は保護者の「就労と子育て」を支えます。
保護者支援は指導員の仕事…
そして保護者が学童保育に求めるものは2つあります。
①子どもが楽しんで学童に通っているという事実
②「子どもをよく見てくれている」と保護者が指導員に対して感じること
ポイントはたった2つ‼
指導員として、この2つのポイントを抑えておくだけで、保護者との関わりは9割方、大丈夫です。
保護者の期待に応えるために、指導員は子どもが楽しく学童保育で生活できるようにサポートします。
そして子どもをよく知り、子どもの話を聴くことを大切に保育します。
そして保護者支援、保護者との関わりでの最重要ポイントは「子ども」です。
子ども…
なぜなら保護者の願いは指導員の願いとつながっていて、その願いの最端は、「子どもの幸せ」だからです。
子どもが楽しく学童保育に通えていることは、
- 子どもにとって…
- 保護者にとって…
- 指導員にとって…
みんなの幸せとつながっています。
WIN
ウィン
うぃん
最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
じゃーねー