子どもへのまなざし⁉
子どもとのナイスな関わり方が知りたーい
これぞ神対応‼
わたくし感銘を受けました
今日は「子どもへのまなざしと関わり方が素敵すぎる先生の話」についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、「〇〇先生の素敵な関わり方」を知ることができます。
そうなることで、子どもたちにあたたかいまなざしを向けられる素敵な大人になるヒントやきっかけが生まれることにつながってきます。
今回は、学童保育指導員のみならず、子どもと関わるすべての方々にとって有益な内容となっていますのでどうぞ、最後までお付き合いください。
〇〇先生とは?
〇〇先生は、「校長先生」のことです。
私が勤務している学童保育の同小学校の校長先生(女性)が神対応的な関わりを見せてくださりました。
「子どもと関わる大人が見習うべき、大切にしたい子どもへのまなざし」がそこにあります。
ではさっそく
プレイバック…
冬休みのある日…
あれは数年前の冬休みでの出来事でした…
学童保育は朝から開所し、子どもたちは運動場で外遊びをして過ごしています。
校長先生や小学校の先生方は新学期に向けて職員室でお仕事をされています。
学童保育指導員(私)も寒さを忘れるほど、子どもたちに混じってあそんでいました。
そこで低学年の女の子が私のところにかけより、あることを教えてくれました。
「せんせー、キュウリ君とタマネギ君が白い箱に入ってあそんでいるよ」
事件勃発です。
白い箱とは、「百葉箱」のことです。
そう…これです。
理科の授業でつかった…らしい
学校の校庭とかにあり、中に「温度計」が入ってるあの白い箱です。
嫌な予感がします…
その方角をみると、キュウリ君(当時4年)とタマネギ君(当時3年)が白い箱に頭を突っ込んでゲラゲラ笑いながら遊んでいます。
私は急いで2人のところにかけより、声をかけました。
そこで何してんだ‼
あそんじゃだめだろ‼
見つかったか…
タマ君がこの箱を開けたから中に入ったんだよ
百葉箱にはカギがかけられていない状態でした。
そして嫌な予感は的中していました。
なぜなら、キュウリ君の左手に真っ二つに折れた「温度計」が握られていたからです。
あーっ‼
温度計が壊れているじゃないか
‼何で壊したんだ⁉️
人のせい…
いやー…
タマ君がこれを見つけたからさー…
何かタマ君がさー…
キュウリ君は反省の色も態度も全く見えない状態です。
学童保育の時間に…学童保育の子どもが…学校のものを破壊してしまった…動揺する気持ちを抑えながら、私は対策を考えました。
- 学校に謝りにいく必要性あり
- キュウリ君たちを反省させなければならない
という2点が私の頭に浮かび、即座に校長先生のところに話をしにいくことにしました。
校長先生に叱ってもらえば2人も少しは反省するかも…
という思いも含んでいました。
そして2人には、しっかり自分の言葉で校長先生に話をするように伝え、緊張感を持たせました。
ここから校長先生の神対応ぶりに胸を打たれます。
校長室
校長室に入り、その雰囲気からキュウリ君もいつもとは違う感じで、かしこまって話をします。
ぼくたちがあそんでいて、白い箱の温度計を壊してしまいました…
ほらっ
きっと
怒られるぞ
気づかい
そう…それで
2人ともケガはなかったの⁉️
第一声で校長先生はまず、2人がケガをしていないかを気づかいました。
予想外の第一声…
キュウリ君にとっても校長先生の第一声は予想外のものでした。
そして緊張が解き放たれ、安心が広がりました。
だっ大丈夫です♫
そして続けて校長先生は言葉をかけます。
感謝
2人が正直に話をしに来てくれたことが先生はうれしいわ。
ありがとね…
第2声は、子どもたちの報告に対する感謝の気持ちでした。
その言葉にも感動…
キュウリ君たちはもちろん、その校長先生の言葉に救われます。
感謝されるなんて…
校長先生は僕たちのこと大切に思ってくれている…
僕…
しっかり反省したい気持ちになっています♫
そして、そのあとにようやく校長先生は2人に理由を聴きます。
まなざし
何があったか教えてくれる⁉
この言葉にも私は感銘を受けました。それは…
「何があったの?」という校長先生の聴き方です。それは…
あーっ‼
温度計が壊れているじゃないか
‼何で壊したんだ⁉️
という自分の聞き方とは大きく異なる問いかけ方だからです。
「何があったの?」という聴き方をすることで、原因や責任を子どもに置かない声のかけ方になるところが大きな違いです。
壊した子どもに原因や責任があるのではなく、「何があったの?」と聴くことで
そんなことをするはずがないキュウリ君たちが、なぜそのようなことをしてしまったのか?
…その理由を聴かせてほしいのよ♫
というニュアンスで子どもたちに伝わります。それは…
校長先生が持っている子どもに対する「まなざし」そのものです。
楽しそうだから、あそこであそんでしまいました。そして
温度計を壊してしましました。
タマネギ君は悪くありません。
すべてぼくの責任です。
もう、しません。
キュウリ君はきちんと反省しています。
そのあとも校長先生からあたたかい言葉をかけられた子どもたちと私は、あたたかい気持ちになって学童保育の部屋に帰ることができたことはご想像どおりではないでしょか?
追伸
校長先生は全校集会のときに
いつも校長室にきて「あいさつ」してくれる子どもたちがいてくれてうれしいわ♡
というメッセージを送ったその日の放課後から、ほとんどの生徒が校長室に立ち寄って、「あいさつ」して帰った…という逸話があります。
そして次の日から、登下校時間になると校長室の扉は、全開で開けたままになりました。
なぜなら、そうしないと毎回すごい人数の子どもたちが校長室をノックすることになるからです。
校長先生の人格、人柄から、素敵なまなざしの光が輝き放たれているのが伺える話です。
感動…
憧れ…
尊敬…
まとめ
○○先生とは校長先生のことです。
百葉箱の中の「温度計」を壊してしまったキュウリ君に対して、校長先生が放った言葉と関わり方が素敵でした。
神対応
- 第一声→ケガはなかった?
- 第二声→報告ありがとう
- 第三声→何があったの?
あーっ‼
温度計が壊れているじゃないか
‼何で壊したんだ⁉️
2つの関わり方の違いは一目瞭然です。
この「関わり方」ができるかどうかは、日常的にこの「まなざし」を持っているかどうか…であると考えられます。
キュウリ君はしっかりと反省しました。
キュウリ君に伝わる伝え方の技術もそこにあったかも知れません。
しかし、その技術を出せるかどうかは、その「まなざし」やそういった「マインド」を日頃から持っているかどうかがカギを握るように思います。
そんな、かっこいい、素敵な大人に私はなりたい…