指導員の仕事って何?
大切にしておくべき心得とかあるの?
基本の心得3点あるぞい‼
今日は指導員の仕事の心得とは?について、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことによって、指導員が仕事する上で大切にするべき心得が理解できるようになります。
そうなることで、新人指導員にとっては仕事をする上で大切な考え方の基本が身につきます。
そしてそれは、長く指導員を続ける上で必要な土台となり、その後の指導員ライフを明るく照らし続ける基盤となり得ることとつながってきます。
あまねく光…
どうぞ、最後までお付き合いください。
指導員の仕事とは?
学童保育指導員の仕事は大きくわけて3つあります。
その3つは
- ①子どもと関わること
- ②保護者と関わること
- ③運営面に関すること
です。
その中でも「①子どもと関わること」が仕事の大部分を占めます。
子どもと関わる仕事…
小学生の子どもを保育することが指導員の仕事となります。
学童保育指導員は放課後児童支援員とも呼ばれています。
名前の通り、放課後の児童を支援する仕事です。
それは子どもの安心と安全を守り、健やかな成長を支援することです。
豊かな放課後…
健やかな成長…
そして子どもが
毎日たのしい♬
学童だいすき♬
と感じることで、その場所はその子が自ら歩んで通い続けたくなる居場所となり得ます。
指導員の仕事は、それらをサポートすることです。
つまり「学童大好き」をつくることが私たちの仕事です。
あの手この手その手を使い、保護者との連携を図りながら、子どもの幸せな放課後生活を子どもと一緒に築き上げます。
そのために指導員にとって大切にしておきたい心得が3点あります。
子どもと関わる仕事…
心得①笑顔のふるまい
学童保育指導員は笑顔が大切です。
なぜなら、笑顔は周りの人たちを明るくするからです。
あいさつ…
コミュニケーション…
学童保育は子どもの生活の場です。
その学童保育の指導員が無表情であったり、こわい顔をしていたらどうでしょうか…
話しにくい…
暗くなる…
ここに、説明は必要ありません。
子どもと携わる仕事をしている以上、笑顔は必須です。
子どもは指導員の笑顔で癒されます。
元気になるし、安心できます。
明るい気分♪
そこに指導員がプロとしてのポリシーを持つことは大切である…と思っています。
笑顔のポリシー
子ども・保護者・同僚指導員から見ても、笑っている人の方が素敵に映ることは明らかです。
常日頃、笑顔でいることは、まわりの人たちに幸せを与えます。
あなたの笑顔は私の笑顔…
とは言え、
それが苦手な人もおられます。
笑顔苦手…
しかし、安心してください。
大丈夫です。
無理矢理でも笑顔をつくってみると何とかなるものです。
そのうちに慣れてくるものです。
私もそうでした…
大した意識も持たず15年間くらい無愛想で指導員をしていました…
意識してみる価値はあります。
毎日意識することで、笑顔の力は磨かれてきます。
子どもと関わる仕事…
笑顔は大切な私たちの仕事のひとつです。
心得②心に寄り添う
心に寄り添うとは、子どもの気持ちに共感することです。
それは、子どもの思いや気持ちをありのまま、まるごと受け入れることです。
そんなことがあったんだねー
わかるよー
です。
これは、言葉では簡単ですが、奥は深いです。
なぜなら、共感と言っても寄り添うことができないような内容の事柄がおきる場合もあるからです。
例えば
子どもを叱らないといけない時や注意しなければいけないことがあったとします。
その場合は、
その気持ちは…
わかるよー
となります。
- そうなってしまったその子の気持ち…
- そうやってしまうその子の気持ち…
気持ちがわかるよ…と言うことです。
わかるのは
気持ちの部分
例えば、
なすび君がきゅうり君を叩いたということが起きたとします。
なすび君が叩いた理由をきくと、きゅうり君に文句を言われことが原因だとわかりました。
文句を言われても、手を出したらダメだろ!
となすびくんを注意するのではなく、
まずは・・・
わかるよー
その気持ち・・・
どんな文句を言われたの?
それは悔しかったね。
という感じです。
気持ちを理解した上で、行動を正します。
叩かないで済む方法はなかったのかな?
という問いかけをなすびくんにします。
この順番が大切となります。
しっかりと子どもの行動を注意する必要がある場合は、特にこの順番が重要です。
まずは、その子の気持ちを理解することが最優先となります。
その気持ちはわかるけど、その行動は許さない…という順番です。
これは、トラブル時の例えですが、トラブル以外でも基本の関わり方は同じです。
気持ちを理解することがとても大切です。
行動は理解できなくても
気持ちは理解する…
しかし、それすら、むずかしいケースもあります。
気持ちが理解できない…
それはその子の気持ちがわからない時です。
理解したくても理解できない時…
その場合は、「気持ちをわかろうとする」を試みます。
わかろうと…
そうすることで、その子のことをわかろうとする指導員の姿勢と、そのまなざしがその子に伝わります。
ありのまま、まるごと受け入れることがむずかしい時は、ありのまま、まるごと受け入れようと試みることが重要です。
感情的にならずに、その理由やその子の考えを「理解しようとする」のです。
この、しようとする・・・ことが、寄り添うことです。
しようとする心…
子どもの心に寄り添うとは、指導員の心を子どもに寄せることです。
心に寄り添うポイントはそこにありました。
この瞬間、共感が生まれます。
指導員に心を共感してもらう、指導員に心を寄せてもらうことで、子どもたちは安心します。
ぼくはここにいて、いいんだ
ここは、ぼくを大切にしてくれるところ‼
子どもたちは、気持ちを理解してくれる指導員に心を許します。
ここで、信頼関係が育まれます。
子どもの心も指導員に寄る瞬間です。
これが共感という心を寄せ合う関係です。
心に寄り添うことは、心を寄せ合うこと…
わかろうと…
これが、指導員として心得ておきたい大切な視点の2つ目です。
心得③共に育つ
学童保育で指導員は子どもと共に育ちます。
子どもの成長をサポートするのが指導員の仕事ですが、同時に指導員も成長させられます。
なぜならそれは、指導員の関わり方に特徴があるからです。
寄り添う関わり方…
心得②心を寄り添う関わりは、指導員にも効果をもたらします。
私たちは、子どもに何かを教えるような関わり方ではなく、子どもたちに心を寄せる関わり方をします。
私たちは、子どもに何かを教える立場ではありません。
立場は子どもと同等…
むしろ子どもをリスペクト…
正しい道を示すことは、大人として必要な関わりですが、学童保育指導員としては、そればかりに囚われてはいけません。
なぜなら、子どもの心が成長していく過程には、その子たちがそれぞれに感じたり、考えたりする体験が必要だからです。
子どもたちは日々、失敗をします。
そして、成功もします。
その体験の結果ではなく、過程に目を向ける関わりができるのが、私たち学童保育指導員です。
これをマラソン大会の例で説明します。
指導員はマラソンの伴走者
マラソン大会で指導員は子どもと一緒に走り、ゴールを目指します。
それは先導車の白バイではなく、伴走者としての関わり方です。
指導員は伴走者…
先導車は、レースには参加していません。
監視、管理…
伴走者はランナーと共にレースに参加しています。
子どもは自らの足でゴールを目指すランナーです。
そして、ランナーが転んだときは、伴走者はそっと手を差し伸べます。
もしも、ランナーが道を間違ってしまった時は、そのまま一緒に伴走します。
伴走者はアドバイスをするかもしれませんが、どこをどのように走るのか決めるのはランナーである子どもです。
指導員は、ランナーの隣でいつも彼らを励まします。
応援♡
それでいて、ランナーに寄り添い、同じゴールを目指しています。
辛いときは同じ気持ちになります。
一緒に走ることで同じ気持ちになれる…
そして、何かひとつその子が成し遂げたときは、そのマラソンでゴールする瞬間となります。
指導員はその喜びを同じ景色、同じ過程を歩んだ者として共に味わうことができます。
それは、白バイにはない、伴走者の特権です。
それは、指導員だからこそ、味わえる特権です。
一緒に喜べる権利を指導員は子どもから与えてもらえます。
そして、その喜びを感じた瞬間に、指導員の心も育つのです。
このように、指導員は子どもを教える立場というよりは、支える立場となります。
支える立場でありながら、子どもと共に喜び合える立場でもあります。
そして、喜びを共感することで指導員も成長できます。
それは
一緒に走ってよかった♪
という感動が指導員の心を耕すからです。
子どもが成長していく姿を、その過程に目を向けて関わることで、指導員も同じように成長していけます。
これは、指導員の仕事が素敵な理由のひとつです。
その横ならびの関わり方こそが、子どもと共に育つ指導員の条件となります。
子どもと共にという関わり方は、横ならびです。
子どもに教えるという関わり方は、縦向きの関わり方です。
縦向きに教えるのではなく、共に育つ立場であることを心得ておく必要が私たちにはあります。
教育ではなく
共育が学童保育…
だからです。
まとめ
放課後の子どもの生活を豊かにすることが私たちの仕事です。
豊かな放課後…
健やかな育ち…
毎日たのしい♬
学童だいすき♬
をつくる人が放課後児童支援員であり学童保育指導員です。
そして指導員が心得ておくべきポイントは3つあります。
- 笑顔のふるまい
- 心に寄り添う
- 共に育つ
指導員の笑顔は子どもを明るくします。
そして保護者にも、同僚指導員にも良い効果をもたらします。
つまり、
指導員の笑顔は学童保育を明るくする…
ということです。
そして子どもに寄り添い、共に育つ関わり方ができるところは、学童保育をおいて他にありません。
だからそれは、子どもにとっても、他に代わるものがない、掛け替えのないところとなります。
学童保育の代わりは、学童保育以外では補えません。
そこに学童保育の価値の高さが伺えます。
そしてこの素晴らしい学童保育を、子どもと保護者と繋がり合って、共に育んでいける指導員の価値も高いことは当然といえます。
その高さは、天まで届きます。
その輝きは太陽の光のように、みんなを照らしましたとさ。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー