子どもへの働きかけって何?
何を働きかけたらいいの?
指導員の働きかけって重要でーす‼
今回は「子ども理解とはたらきかけ③」というテーマについて、イオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、「子どもへの働きかけの基本」について理解できるようになります。
そうなることで、指導員として子どもへのアプローチの方法がナイスになり、子どもへの働きかけが抜群によくなるきっかけが芽生えてくることに繋がってきます。
何だか最近子どもたちが落ち着いてきたね…
ナイス働きかけ‼
学童保育の子どもの生活は安定に包まれてくること「間違いなし」の内容となっていますので、どうぞ最後までお付き合いください。
子どもへの働きかけって何?
学童保育における子どもへの働きかけとは、「導き」とか「支援」のことです。
導き…
支援…
指導員が
- 子どものやりたいあそびができるように…
- 子どもが自分の思いを言葉で伝えられるように…
- 子どもがそこでたのしく、幸せに過ごすことができるように…
子どもを導くとか支援することを「働きかけ」と言います。
- 暇そうにしている子に声をかけて遊びに誘ってみたり…
- 不仲になっている子同士に話ができるきっかけを与えてみたり…
子どもにアプローチする全般の導きや支援のことを働きかけと表現します。
見守る…
も働きかけのひとつです。
声をかける…
も働きかけです。
導き、支援、促し、声かけ、見守りなどの「かかわり」のこと=働きかけです。
学童保育で大切にしたい働きかけとは?
学童保育における子どもへの働きかけは、とても重要です。
なぜなら、その子が楽しく、心地よく、幸せに過ごせるようになるためには指導員の働きかけが必要だからです。
指導員の正しい働きかけがなければ、子どもは健やかに育ちません。
言いきるねー
指導員は目的や意図を持って、日々子どもと「かかわり」ます。
それは学童保育で大切にしたい子ども理解の視点であったり、「子どもにどのように育ってほしいか?」という指導員の思いとつながってきます。
それは、「子どもへの願い」です。
ここでクイズです。
いきなりクイズ⁈
- 「学童保育はどういうところ?ですか?」
-
答えは?
などの答えがあるとします。
この「学童保育はどういうところ?」その答えは、「指導員が子どもに何かを働きかけるときの意味」とつながってきます。
なぜなら、こんなところであるために、そんな願いを持って指導員は子どもに働きかけるからです。
こんなところ…
あんな願い…
そんな働きかけ…
もう少し言葉を付け加えると
- 自由なところであるために…
- あそぶところであるために…
- 安心できるところであるために…
- 癒されるところであるために…
- 成長できるところであるために…
- 大切にされるところであるために…
となります。
であるために…
私たちは子どもとの「かかわり」を通して、学童保育の生活づくりを豊かなものにしていきます。
それは「指導員の願い」と言えます。
- こんな子どもの姿であってほしい…だから働きかける
- こんな学童保育であってほしい…だから働きかける
指導員の思いや願い…
まずは、これが基本となります。
このあたりが学童保育で大切にしたい子どもへの働きかけとなります。
だから…
という働きかけが大切にされます。
指導員の思いや願い…
子どもにとっていちばんいいこと
指導員の願いを大切にする上で、子どもへ声をかけたり、あそびにさそったり、私たちは働きかけをおこないます。
しかし、そもそも学童保育の主役は子どもたちです。
子どもが主役
子どもたちの願いや子どもの思いを軸にした子どもへのかかわりが指導員に求められます。
そこでポイントとなるのが、「子どものやりたい気持ちも、やりたくない気持ちも尊重する…」という考え方です。
やりたくない気持ちも
尊重…
指導員の願いばかりが強すぎると、「子どもの思いなどを見逃してしまうことがある」ので、そこは要注意です。
例えば、
みんなでドッチボールをしよう‼
ドッチは汗をかき、体を動かしてあそぶからストレス発散にもなるし、体も鍛えられる、さらにみんなでやれば楽しい…からメリットだらけだから、今日は全員でドッチボールして遊ぶどー‼
と指導員が熱い願いを持ち、子どもに働きかけます。
その後、ドッチボールがおわり、何人かの子どもが言います。
先生、もう遊んでもいい?
です。
あるある…
- まるで、今までは、遊びではなかったかのように…
- まるで、指導員の思いだけが先行し「指導員のやりたいこと」に子どもが突き回されていたかのように…
「指導員の願い」はとても大切です。その願いによって学童保育は支えれています。
しかしそれが指導員の自己満足にならないように注意することが必要です。
全部子どものため‼
だから自分最高‼
という考えは素敵な部分もありますが、その矢印の向きが「指導員→子ども」になりすぎないことがポイントです。
矢印?
矢印の向きは子どもから発信しているのが理想です。
子どもからの矢印に注目←
「子ども→指導員」です。
- 指導員→指導員❌(矢印が自分の利益や自分のために向いている状態)
- 指導員→子ども△(指導員の思いが先行、子どもに矢印が向いている状態)
- 子ども→指導員◎(子どもの思いが先行、子どもから矢印が発信されている状態を指導員が知る)
子どもの願いや思いを軸にした保育…
子どもの最善の利益…
指導員の願いも大切ですが、それ以上に「子どもの願い」がそこに含まれているかを吟味することが大切です。
私たちが子どもとかかわるとき、一番大切にしたいことは「子どもの最善の利益」です。
【学童保育】子どもの権利(子ども主体の理念)を保育に活かす方法は!?
それは
- 子どもにとってどうなのか?
- この子にとってどうなのか?
- 今、その子に必要なかかわりとは何なのか?
という視点です。
そこを軸に考えると、見えてくるものがあります。それが「子ども理解」です。
子どもをよく知ることで子どもとのかかわりが見えてきます。
おさらい…
それは、「子どもの思いや願いを知る」ということです。
私たちが大切にするべきかかわりは、子どもの中にある子ども本来の思いです。
子どもの心を理解し、子どもの願いを知る…それに応じた働きかけが何よりも重要です。
これが今回一番お伝えしたいことでした。
まとめ
子ども理解と働きかけ…のはたらきかけの部分について「まとめ」ます。
働きかけとは「導きや支援」などの「かかわり」全般のことです。
- 暇そうにしている子に声をかけて遊びに誘ってみたり…
- 不仲になっている子同士に話ができるきっかけを与えてみたり…
日常の子どもとのかかわりはすべて、指導員の働きかけです。
そしてそこには、「指導員の願い」が含まれるべきです。
- こんな子どもの姿であってほしい…だから働きかける
- こんな学童保育であってほしい…だから働きかける
指導員の思いや願い…
だから怒る、叱る、厳しくする、ケジメをつけるための働きかけではなく、共感する、寄り添う、見守る、勇気を与える、その気にさせる、支える、応援する…ことが指導員に求められます。
また、指導員の願いが強すぎるあまり、指導員の自己満足で子どもとかかわることがないように注意を払うことが重要です。
子どもに矢印を向けるのではなく、子どもからの矢印に目を向けることが大切となります。
簡単ではないけど大切なこと…
子どもの最善の利益…
それが、「子どもの願いや思いを軸にした保育」と結びつきます。
そこが、指導員の働きかけのポイント部分です。
そこが、指導員の子ども理解とも結びついています。
子ども理解…
子どもへの働きかけ…
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
じゃーねー