保護者に伝えるとき
何を意識したらいいの?
関わり方の基本が知りたーい…
関わり方の基本は3点あるよー
超基本で超重要ポイント
今日は指導員が保護者と関わる基本についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、保護者との関わり方の基本について理解できるようになります。
そうなることで保護者と指導員の信頼関係が深まり、子どもたちが、のびのび活き活きと生活できる素敵な学童保育が築き上げられることに繋がります。
預けて良かった…
仕事のやりがい充実…
学童大好き♡
となるヒントにつながればうれしいです。
どうぞ最後までお付き合いください。
保護者との関わり
学童保育で指導員と保護者の関わりは欠かせません。
なぜなら、指導員は子どもだけではなく保護者を支援する役割があるからです。
保護者支援も仕事⁉
指導員は子どもが安全に楽しく過ごせるように支援します。
そのことが働く保護者を支えることにもつながります。
学童保育は
子育て支援事業
そしてそれは「放課後児童クラブ運営指針」に明記されています。
第一章2 役割(3)
保護者と連携して育成支援を行うとともに、その家庭の子育てを支援する役割を担う。
第一章3 育成支援(2)
常に保護者と密接な連携をとり、子どもの様子を日常的に保護者に伝え、子どもに関する情報を家庭と放課後児童クラブで共有することにより、保護者が安心して子どもを育て、子育てと仕事等を両立できるように支援することが必要である。また、子どもの生活の基盤である家庭での養育を支援することも必要である。
放課後児童クラブ運営指針(厚生労働省)
運営指針で記されている…ということは指導員として、仕事として任務にあたる必要
ということです。
今回は、保護者と関わる上で大切にしたい基本を3点にギューっと絞りました。
超基本で超重要
また指導員が保護者と関わる上で抑えておきたい視点は、「信頼関係を育む…」ということです。
それが子育て支援、保護者支援と結びついてきます。
信頼関係を構築する
それでは順番に見ていきましょう‼
①日常のコミュニケーション
日常から指導員と保護者がコミュニケーションをとることは、保護者と関わる上で「一番の基本」となります。
なぜなら、普段から指導員と保護者が
- 話をしない…
- 関わらない…
関係性でいると信頼関係は深まってこないからです。
信頼関係を築き上げることは、最重要です。
信頼関係さえ深まっていれば、あとは何も必要ありません。
そんなにーっ‼
そのために、毎日のコミュニケーションは欠かせません。
- 保護者と何を話していいかわからない…
- 伝えることがない…
という場合も大丈夫です。
きっかけは何でも大丈夫です。
寒くなってきましたねー
かわいいですねー
おかえりなさい
お仕事おつかれさまですー
今日ね
ピイマンちゃんと一緒に
カルタしてあそんだんですよ
クリスマス会でダンスを
披露してくれるみたいです
大抵の保護者の方は、話をするのが大好きです。
※もちろん例外もあります…
毎日のひと言ふた言の積み重ねが、話しやすい雰囲気やあたたかい学童保育づくりの基盤となってきます。
ここでポイント‼
子どもが真ん中
ポイントは「子ども」です。
保護者と指導員の共通点は、学童保育に通っているその子です。
好きなドラマの話を探るより、共通の趣味の話題を見つけなくても大丈夫です。
保護者との関わりは、その日のその子の様子を伝えることでうまくいきます。
共通の話題は
子ども…
そのために、指導員は
- 子どものことをよく見ること
- 子どもたちと一緒にあそぶこと
が必要になります。
指導員は子どもたちと一緒にあそぶことで、子どもの様子が手に取るようにわかるようになります。
一緒にあそんだ事実は伝えやすい
保護者との毎日のコミュニケーションのコツは、子どもと一緒にあそんだ様子を伝えることです。
その話を「保護者も聞きたい」と思っています。
なぜなら、子どもの一日の様子を知りたいと思って、保護者は学童保育に迎えにくるからです。
②指導員のふるまい
指導員の日常の「ふるまい」はとても重要です。
「ふるまい」とは
- 姿勢や態度
- 言葉づかい
- 笑顔、明るさ
- 感謝の気持ち
などの見た目も含んだ部分です。
それは「学童保育指導員のプロのふるまい」です。
えーっ
人間、見た目より
中身っしょ‼
指導員は子どもの大切な命をお預かりしている専門職です。
もしも
- 車を運転中にスピード違反で捕まったときに、パトカーからおりてきた警察官が髪の毛レインボーで鼻口ピアスだった場合に、その警察官に好印象を持てますか⁉そして「スピードだしすぎやーん、気をつけなあかんやーん」とその警察官に声をかけられたらどうでしょう…
- 病院で手術することになって、担当の医師が髪の毛レインボーで鼻口ピアスだった場合に、その医師を信頼できますか⁉その医師に「うんうん、オレに任せてオーライ、レッツ手術‼」と声をかけられたらどうでしょう…
⚠髪の毛レインボー鼻口ピアスの方を、悪いように捉えているわけではございません。
イメージ共有のために表現いたしました。
場所がロックコンサートなら、むしろ逆です。
場にふさわしい「ふるまい」が私たちに求められています。
これは学童保育指導員においても例外ではありません。
子どもを預かるプロとして、保護者に信頼してもらえる身なりや態度はとても重要です。
雰囲気大事♡
印象は大事♡
保護者と指導員がうまくいかなくなる原因のひとつに、このふるまいの部分は大きく影響しています。
しかしここではその逆を考えてみます。
- 姿勢や態度
- 言葉づかい
- 笑顔、明るさ
- 感謝の気持ち
これらのふるまいをすべて兼ね備えている、うまくやっている指導員の印象を考えてみます。
笑顔で明るく、そして丁寧な言葉づかいで、保護者にも、子どもにも常に感謝の気持ちを大切にして対応してくれる指導員の背筋はピンとのびていて、かつ凛々しい…
そんな指導員がいたとします。
今日はトラブルがあって、服が汚れてしまいました♬
いえいえ
子どもだから
そんなこと
ありますよねー
今日はトラブルがあって、服が汚れてしまいました⤴
どんなトラブルですか⁉
誰とトラブルですか⁉
服を汚されるの困るんですけどー
同じセリフでも印象によって保護者も受け取り方、感じ方に違いが生じる場合があります。
見た目だけがよくてもダメ…ではなく、見た目だけでも好印象を与えることができる。
ここがポイントとなります。
保育の中身や子どもとの関わり方が、指導員の仕事の大部分を占めます。
服装や髪型で保育をしているわけではありません。
野球は髪型でするもの
ではありません…
(阪神時代の新庄)
しかし、大多数の保護者に好印象を与える、身なりやふるまい方は重要です。
指導員の日常の姿は、保護者との関係づくりとつながります。
それを、わざわざ遠回りする必要はありません。
なんだー
見た目はチャラいけど実は中身はいい先生なのね…
これだと遠回りとなります。
学童保育指導員としては、最初の印象の方が大切です。
見た目で好印象を与えられる部分をフル活用する方が関係づくりでは効果的と言えます。
指導員として、プロとしてふさわしい「ふるまい」を心がけることが重要となってきます。
- 姿勢や態度
- 言葉づかい
- 笑顔、明るさ
- 感謝の気持ち
そして、指導員の人柄は、にじみ出ます。
じわーっ
保護者に安心して子どもを預けてもらえる指導員や学童保育であるために、指導員の素敵な人柄がにじみ出る必要がある…それが基本ポイントの2つ目でした。
③具体的に…
保護者に何かを伝えるときは、できるだけ具体的に話をすることが大切です。
なぜなら、抽象的に伝えることで、保護者は不安に感じることがあるからです。
楽しくあそんでいたと思うんですけどねー
思う⁉実際どうなの⁉
不安…
おやつの時間のあとにピイマンちゃんとキュウリ君がカルタをしてあそんでいて、その時のピイマンちゃんがカルタを読む読み方がおもしろくて、二人で笑いながら楽しくカルタをしてあそんでいましたよー
いつ誰が誰と何をどんなふうにしていたか…などについてできるだけ詳細に保護者に伝えることで、そのときの子どもたちの様子や風景を保護者はイメージしやすくなります。
子どもたちのセリフや感情をそのまま伝えることも効果的です。
「笑いすぎてカルタが取れなーい」
と言いながら楽しそうに過ごしていましたよー
と実際の子どものセリフを交えて保護者に伝えることなども有効です。
また、具体的に伝えることは、事実を整理し、状況を細部まで把握ことにもつながります。
事実を整理
ケンカやトラブルを保護者に伝えるときは特に、指導員が具体的に保護者に伝えることで保護者はその事柄や状況について、よく理解できるようになります。
言い換えれば、あいまいに伝えてしまうと事実と異なる理解につながってしまう恐れがある…ということです。
そしてそれは保護者が指導員に不信感を抱くきっかけにもなり得ます。
しっかり見てくれてるの⁉
誰と起きたどんなトラブルですか⁉
私にどうしろって言いたいの⁉
ここでもポイントがあります。
保護者に具体的に内容を伝えるためには、その内容や事実関係を指導員がよく把握しておく必要があります。
そのために指導員は
- 子どもたちをよく見ておくこと
- 子どもたちにその時の状況や気持ちなどをよく聴いて確認すること
が大切なポイントとなります。
指導員が事実を把握できたら、それを整理して保護者に伝えます。
いつ誰が誰とどんなことをしていて、どうなったか?そしてその時の子どもたちの気持ちや思い、さらにはその子たちが成長していく過程で指導員がどのような意図や願いを持って、その子達と関わったのか…を丁寧に具体的に保護者に伝えることができるようにします。
それプラス、
「保護者にどうしてもらいたくて、その内容を伝えているのか」を付け加えることができれば、上級レベルです。
- 見守ってもらいたい
- 状況を知ってもらいたい
- 一緒に考えてもらいたい
- こちらが相談したい
- 家でも注意してほしい(これはあまりない…)
そうすることで保護者は安心できます。
そういうことね♬
理解できたわ
先生に任せてよかった
よく見てもらえている♡
保護者に具体的に伝えるために、その事実をしっかりと確認しておく…事実を把握するために指導員は、
- 子どもたちとよく関わる…
- 丁寧に子どもの話を聴く…
ここでも子どもとの関わりがポイントとなっています。
信頼関係を育む
指導員と保護者が信頼関係を築き上げることが重要ですが、その関係性は日頃からの積み重ねによって育まれます。
- ①日常のコミュニケーション
- ②指導員の普段からのふるまい
- ③具体的に伝える習慣
3つの基本は、毎日の積み重ねがカギを握ります。
信頼関係の構築は一日にしてなりません。
しかし、一日がきっかけでグーンと関係性が深まる場合はあります。
逆もあるね…
一日がきっかけで良くなることもあれば、悪くなることもある…それが、信頼関係です。
だからこそ、
日頃から、信頼貯金を増やしておくことが重要です。
保護者と指導員の
積立貯金…
信頼貯金は、信頼関係が深まるときの資金となります。
信頼貯金は、信頼関係が崩れそうになったときの防波堤となってくれます。
日頃から保護者と積み上げている信頼貯金があれば、無敵です。
貯金は安心♡
日頃から積み重ねることがポイントです。
なぜなら信頼関係づくりは資金となりますが一攫千金とはならないからです。
まとめ
指導員は保護者を支えることが大切な仕事です。
その上で、保護者との信頼関係づくりを目標にした関わり方が指導員に求められます。
そしてその関わり方には3つの基本があります。
- ①日常のコミュニケーション
- ②指導員の普段からのふるまい
- ③具体的に伝える習慣
毎日、ひと言二言でも、子どもたちが学童保育で過ごしていた様子を保護者に伝えることが大切です。
そのために指導員は、子どもたちとしっかりと関わり、一緒にあそぶことがポイントとなります。
- 子どものことをよく見ること
- 子どもたちと一緒にあそぶこと
そして、日常の指導員の姿、ふるまいはとても重要です。
好印象
この先生なら安心して子どもを預けることができる♬
というような保護者に安心感と好印象を与えるふるまいや姿を、指導員は意識する必要があります。
- 姿勢や態度
- 言葉づかい
- 笑顔、明るさ
- 感謝の気持ち
が指導員のふるまいポイントとなります。
そして、何か保護者に伝えることがあるときは、具体的に伝えます。
そうすることで、保護者はまた安心できます。
そのために指導員は
- 子どもたちをよく見ておくこと
- 子どもたちにその時の状況や気持ちなどをよく聴いて確認すること
が重要となります。
保護者に具体的に伝えるために、その事実をしっかりと確認しておく…その事実を把握するために指導員は
- 子どもたちとよく関わる…
- 丁寧に子どもの話を聴く…
ことが大切となってきます。
信頼関係づくりは一日では築き上げられません。
信頼貯金は、積み立て式貯金です。
ある日を境に、
- グーンと保護者との関係性がよくなるように…
- 取り返しのつかないような関係性とならないために…
できることから、はじめていきましょう🎵