学童保育所に通う子どもたちのメリットって何だろう?
子どもたちからしたら、学童はどんなところ?
学童に通う子どもは
かわいそうな子・・・
なんて時代おくれだよー
今日は学童に通う子どもたちの価値についてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで、子どもたち側からのメリットが理解できるようになります。
キーワードは安心・あそび・成長です。
それらを理解することで、指導員として何を大切に保育していくべきかが明確になります。
そして、それは自分自身の資質向上に繋がり、子どもたちの豊かな成長を支えることに結びつきます。
学童保育所のおかげで子どもたちは健やかに育つことができます。
学童に入ってよかった♫
と子どもたちも保護者も指導員も思えるような学童保育所が増えることを願っています。
どうぞ、最後までお付き合いください。
学童保育所は楽しいところ
子どもたちが放課後や夏休みなどに楽しく過ごせる場所が、学童保育所です。
なぜなら、楽しくなければ学童保育ではないからです。
NO,FUN
NO,GAKUDO
→学童保育所が子どもたちにとって絶対に楽しい場所である必要性とは?
そしてそこは、保護者がお仕事等で家に居ない子どもたちが通うところです。
言い換えると保育を必要としている子どもたちが通うところです。
保育を必要としているということは、その子たちは、そこで、しっかりと見てもらう必要があるということです。
だれに?
学童保育指導員に、しっかりと見てもらう必要があります。
そしてそこは、子どもたちが安心して楽しく過ごせるところであり、学び、成長できるところでなければいけません。
その中身は、あそびを軸とした生活づくりとなっています。
これらが、学童保育所の基本です。
今回は、そんな学童保育所に通う子どもたち側からのメリットについて考えてみました。
とりあえずメリットを、3つにまとめています。
メリット①安心
メリット②あそび
メリット③成長
です。
①安心できる関係
学童保育所は子どもたちにとって安心できる場所となります。
なぜなら、指導員や仲間がいるからです。
子どもたちが安心に学童保育所で過ごせるには、そこに安心できる環境が必要となります。
安心できる環境とは、指導員や仲間がいることです。
高級ソファーとか…
優雅にアロマとか…
あれば安心できるかも知れませんが、子どもたちの心を落ち着かせる空間には、心を許せる人たちの存在が欠かせません。
安心は人との関わりの中から、生まれてきます。
なぜなら、どんなにくつろげる空間があっても、そこが知らない人の家の中だとすると落ち着かないからです。
落ち着かない・・・
安心できない・・・
しかし学童保育所は違います。
イケてる指導員と、心が知れた仲間がいることで子どもたちは安心して生活を送ることができます。
そこで安心できる関係性が育まれます。
よくみてくれる指導員がいる
学童保育所には毎日、おかえりと迎えてくれる指導員たちがいます。
なぜなら、そこは子どもたちの第二の家庭だからです。
おかえり~♬
その指導員たちは、子どもたち1人ひとりのありとあらゆる面を理解し、ケアしてくれます。
タマネギ君は自分の思いを出すのが苦手なタイプだからフォローが必要ね…
きゅうり君は、見た目以上に繊細なタイプだから、気をつけて見てあげよう…
1人ひとりの性格や特徴をよく理解している指導員がいることで子どもたちは安心に包まれます。
ぼくのこと、わかってくれる♪
先生、大好き♫
子どもたちからすると、自分のことをよく気にかけてくれる先生がいることは大きなメリットと言えます。
- どんな失敗をしたとしても・・・
- 誰かとケンカしたとしても・・・
指導員は子どもたちの気持ちを理解して、受け入れてくれます。
心に寄り添い、共感してくれます。
どんなときでも子どもたちの味方になってくれる指導員がそこにいます。
- その子の思いの裏側や背景まで理解してくれる指導員がいること
- その子の本当の気持ちを知り、寄り添ってくれる指導員がいること
これらは、学童保育所に通う子どもたちにとって大きな価値となります。
大好きな仲間がいる
心が知れた仲間がいてこそ、安心感は高まります。
なぜなら逆に、よく知らない人に囲まれている状況からは安心感は得られないからです。
よく知っている、よく知ってくれている仲間がいてこそ、子どもたちは安心に包まれます。
- 学童に帰ってくるとき、友達と一緒にくると足どりが軽くなる。
- クリスマス会でクイズをするのは、1人なら嫌でも友達とならできる。
また、そこまで普段から仲の良い友達でなくても、同じ学童に通っているだけで、仲間意識が芽生えることがあります。
学童保育所で子どもたちは、生活を共にしています。
そこは、素のじぶん同士で居られる場所です。
そこでの時間と空間は、仲間意識を育みます。
学校の運動会で活躍する同じ学童の子のことを、あたかも親友かのように自慢する子どもの姿を見ることもできます。
すごいでしょ
ナスビ君は速いんだよ‼︎
そんなにナスビ君と
仲良しだっけ?
・・・笑
ほほ笑ましい、うれしいことです。
- 教室とは違う、本来の自分の姿を思う存分だせる場所が学童保育所の特徴です。
- 教室とは違う、家族に近い仲間の存在に出会える場所が学童保育所の特色です。
ありのままの自分でいられて、そんな自分を受け入れてくれる仲間がいることは子どもたちにとって大きなメリットとなります。
安心は人との繋がりの中から育まれます。
人との繋がりが深い学童保育所で得られる安心感は、家族といる感じと似ています。
学童保育所は第二の家庭と言われる意味が理解できます。
②あそびと出会う
学童保育所の生活は、あそびを軸にして組み立てられています。
なぜなら、あそぶことは子どもの人生そのものだからです。
子どもたちは学童に帰ってきて、あそんで宿題して、あそんでおやつ食べて、あそんで帰る準備して、あそんで1日を過ごします。
まさにあそびが軸となっています。
あそぶために、学童保育所に来ていると言えるほどです。
子どもたちは暇さえあれば、あそびだします。
暇がなくても、あそびだします。
子どもたちにとって、あそぶことは生きがいです。
あそぶことで、心も体も育ちます。
これが、子どもたちのメリットとなります。
色々なあそびを知ることができる
学童に通う子どもたちは色々なあそびと出会うことになります。
- トランプ・ウノ・まんから・おりがみ・ぬりえ・切り絵・あやとり・工作・ドイツゲーム・コマ・けん玉・読書
- ボールあそび系・遊具あそび系・伝承あそび系・鬼ごっこ系・チームあそび系
なぜなら、これらのあそびが子どもたちを待っているからです。
そしてこれらのあそびは、子どもたちに色々な力を授けてくれます。
➡︎学童期の子どもの成長に欠かせない「あそび」のスーパー効果とは?
学童保育所に来て、たくさんのあそびと出会えることは、子どもたちの健やかな成長に繋がります。
また、学童に通う子どもたちは「あそびの名人」が発掘されやすい環境です。
仲間と切磋琢磨して、あそびに夢中になることで、いつの間にか「あそびの名人」になっていることがあります。
また「楽しんでやる」ことがあそびの上達に繋がるコツとなります。
おりがみ名人
こま達人
けん玉仙人
あやとり星人
たくさんのあそびの出会いが子どもたちの可能性を広げます。
あそぶって楽しい‼︎
そして、何と言ってもあそびは楽しいものです。
このこと自体が子どもたちが学童に通うメリットとなっています。
なぜなら「楽しい」場所は、その子にとって居心地のいい場所であるからです。
学童保育所に来たら、あそべます。
ひとりでも、友達ともあそべます。
指導員ともあそべます。
あそんで、楽しんで、そのことで成長できることは子どもにとって大きなメリットとなります。
たくさんあそべるから嬉しい♪
あそぶって最高♫
あそぶこと、そのこと自体が学童保育所に通う価値となっています。
③成長できる環境
学童保育所に通うことで様々な力を育むことができます。
様々な力とは、生きる力や人、社会性などのことです。
なぜなら、子どもたちは成長できる環境にいるからです。
学童保育所は
成長できるところ
子どもたちは毎日集団で生活をしています。
基本的に1~6年生の男女が、ひとつ屋根の下で一緒に生活しています。
年齢いろいろ
発達いろいろ
性格いろいろ
その中で、相性のいい子や居心地のいい子を自分たちで見つけて友達になっていきます。
低学年のうちは、友達関係が目まぐるしく変わる場合もあります。
ずっと一緒ね…
約束ね…
順番ね…
ふたりだけであそぼうね…
これの繰り返しです。
そして、そこから人間関係を学んでいきます。
高学年になると、さらにその学びは深くなります。
特に女の子に
多いね…
子どもたちは、学童保育所で仲間をつくり、人と関わる力を養います。
当然、ひとりでいることもまた、学びの機会とも捉えられます。
ひとりでいても、同じ空間に仲間がいることで、人と関わっていることと同じだからです。
ひとりでいても
大丈夫です。
それらは、いろいろな学年の男女が、いろいろな性格や特徴をもつ子どもたち同士で関わり合い、お互いに成長していくことに繋がります。
このように、集団で生活することで、生きる力が培われます。
集団で生活している以上、みんなで決めたことやルールを守ることが求められます。
また、自分の思いだけを押し通すことばかりではうまくいかないことも経験できます。
このように子どもたちは集団生活から社会性を学ぶことができるのです。
成長できているね
ケンカも学び
ケンカやトラブルもその子が成長する機会と捉えることができます。
なぜなら、子どもたちはそこで考え、人との関わり方を学ぶことができるからです。
その経験が、子どもたちを成長させます。
ケンカしてお互いの思いがぶつかり合い、たとえ涙する場面があったとしても
いい経験ができたね♫
となります。
しかし、それには条件が必要です。
指導員が丁寧に関わることや、子どもたち自身が納得する中で解決に至ることがその条件となります。
それくらい
大したことないさ…
ケンカはつきもの…
お互いさま・・・
と簡単に解決してしまうのは、もったいないことです。
子どもたちが学び、成長できる機会にしていくためには、指導員の関わり方がカギを握るようになります。
そして、子どもたち同士がお互いの思いを理解し合う経験が必要となります。
➡︎子どものケンカどう関わるの?学童保育現場で効果的な対処法とは?
学童保育所に通うことで、集団生活の中から、このような人との関わりが生まれてきます。
そしてそれらは、子どもたちの生きる力を培う種となります。
その種は、やがて芽を出し、その花を力強く咲かす役割を備えています。
そのためには、愛情という光と承認という水を指導員が毎日丁寧に、その種に与え続けることを忘れてはなりません。
そうすることで、子どもたちは人との関わり方や生きる力を育むことができます。
そのメリットは、絶大です。
人生において、1番大切なことは学童保育所で培われるからです。
そして、その価値は一生消えることはありません。
まとめ
学童保育所に通うメリット3つをご紹介しました。
- ①指導員や仲間がいるからことが安心できる関係
- ②あそびとの出会いが子どもたちを育てる
- ③人間関係を学び成長できる環境
①安心②あそび③成長は、学童保育がもたらす子どもたち側から見た価値となります。
指導員として、そのメリットを理解することは、自分自身の保育にさらに磨きをかけることに繋がります。
なぜなら、子どもたちのメリットは保護者と指導員のメリットと同じだからです。
子どもたちにとって、うれしいことは保護者や指導員にとっても、うれしいこととなります。
子ども・保護者・指導員の三者は、子どもたちを真ん中において確実に繋がり合っています。
それが学童保育所の魅力です。
子どもたちが安心できたり、あそんだり、成長できたりする場所でありたい・・・と誰もが願っています。
みんなの願いはひとつとなりました。
あとは協力するだけです。
指導員は、学童保育の可能性を存分に引き出すことが求められています。
その可能性とは、この3つのメリットのことです。
みんなが願うこの価値は、何もないところからは生み出せません。
学童保育という可能性に満ちた宝の山を、指導員が丁寧に掘り起こす作業が必要となります。
それが、日々の子どもとの関わりや保育となります。
その積み重ねが、子どもたちに最善の利益をもたらします。
子どもたちは生きるために必要なすべての力を学童保育所で養うことができます。
学童にいってよかった♫
その思いは、一生の宝物となります。
その思いは、永遠の財産となります。
そんなみんなの願いを届ける私たちでありたい・・・
ザクザクと宝の山を掘り出せる指導員でありたい・・・
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
じゃあねーっ