新一年生を迎えるときに気をつけることはあるの?
大切にするべきことはあるの?
4月は特別ですものね…
今日は新一年生の受け入れについてイオピーマンなりに簡単にわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで新一年生の受け入れで大切にしたいことが理解できるようになります。
最初の一ヶ月ね
そうなることで、新一年生たちはいち早く学童保育所の生活に慣れ、いち早く友だちや指導員との関係を深められる機会が与えられます。
そして新一年生の状態や気持ちを「知ること」ができるようになります。
指導員だけではなく、保護者の方々にも理解して頂きたい内容となっております。
どうぞ最後までお付き合いください。
新一年生の受け入れで大切なこと
新一年生の受け入れるにあたり一番大切なことは、「知ること」です。
新一年生の状況、状態、気持ちを理解しておくことが最重要といえます。
なぜなら、それは「はじめてづくし」だからです。
新一年生にとっては、「すべてがはじめてのこと」となります。
保護者も預けるのがはじめてです。
指導員もその子たちとの関わりははじめてです。
はじめてづくし…
はじめてのことを行うには、みんな勇気が必要です。
緊張と不安に押しつぶされそうにもなります。
しかし安心してください。
それらは、「知ること」で軽減されます。
「知っていること」が大切となります。
「知る」という事前準備
新しい年度を迎えるにあたり、指導員の事前準備は欠かせません。
子どもの情報をできるだけ細かく知っておくことで、いいスタートが切れるようになります。
なぜなら、「知っている」ことは子どもたちの関係づくりに役立つからです。
環境的、事務的、人的など・・・準備といっても様々あります。
心の準備も必要です。
どきどき♡
その中でも大切な準備と言えば、情報の準備です。
子どもの情報をできるだけ細かく知っておくことが私たちに求められます。
アレルギーなどの配慮すべき情報はもちろんですが、子どもの家族構成、出身園や性格などを頭に入れておくことも重要となります。
子どもの情報がわかっていれば、その子に応じた適切な対応が見えてきます。
ひとりであそんでいることが多いな?
同じ出身園の友だちが少ないからかな…
4月に入り、私たちがするべきことは信頼関係を育むことです。
信頼を育むためには、その子のことをよく見ていくことが大切です。
そのために、情報は欠かせません。
その子のことを「知っておく」だけで、0からのスタートではなくなるからです。
いいスタートを切るためにはその子の情報を知っておく事前準備が必須となります。
4月1日は特別な日
はじめて新入生が学童保育所に訪れる日、それが4月1日です。
そしてその日は、子どもたちにとって特別な一日となります。
なぜなら、一年間の中で、もっとも神経を使う刺激的な日となるからです。
4月1日は新入生が、生まれてはじめて学童保育所に登所します。
ワクワク♬
楽しみ・・・
不安・・・
さみしい・・・
子どもたちは、あらゆる思いをもってこの日を迎えます。
3月31日までは最上級生として、保育園で過ごしてきました。
そして1日で、最下級性となる日が4月1日です。
はじめての経験は、誰でも神経を使います。
そして、すべてが刺激的に感じます。
一年生から見ると、高学年の迫力と存在感は格別です。
凶暴ではなくても、やさしくても、その存在感は恐竜レベルに値します。
恐竜⁉
また、2、3年生は、一年生の一歩先を行く魅力的なお兄さんお姉さんたちです。
その魅力は唐辛子のように刺激的です。
トウガラシ⁉
やさしくても、きびしくても、関わりがなくても新一年生にとっては、魅力的で刺激的です。
そしてそこに個性的な指導員たちが加わります。
個性的…
刺激的…
そこで見るすべての光景は、新一年性にとって新鮮で刺激的です。
その状況で神経を使わないわけがありません。
このように新一年生になったつもりで、その子たちの景色を具体的にイメージすることが指導員に求められます。
指導員も神経を使いながら、細やかに丁寧に子どもたちをサポートします。
なぜなら4月1日は特別な日だからです。
それほど刺激的な特別な日であることを指導員が「知っておく」ことがポイントです。
「知っている」だけで、子どもたちへの関わり方が丁寧になるからです。
学校と学童保育の生活
学童保育所に通う子どもたちは、学校にも通います。
新一年生は、入学式より先に学童での生活が始まっています。
ママ…
学校って楽しいね♡
毎日あそぶんだよ♬
4月のはじめ、学童のことを学校と勘違いしている子も、たまにいます。
あるある
学童保育所はあそびを軸にした生活づくりをしています。
学校は学習を中心とした教育の場となっています。
そして、学校と学童の二重の生活が子どもたちを待っています。
学校でも学童でも全力少年
学校生活もまた、子どもたちにとっては刺激的となります。
慣れるまでにまた神経を使います。
最初の頃は特に子どもたちは張り切ります。
そして、子どもたちは学校生活に全身全霊を捧げて、一日をがんばって過ごします。
45分間座っておくだけでも、大変なことです。
一年生だ!
いいところ見せたい‼
がんばるぞ!!!!
その思いだけで突き進みます。
何が起こっているかというと、学童の生活に慣れるのに全力を注いでいる最中に、学校生活がはじまり、そこでも力を振り絞りながら、がんばる日々を過ごしているということです。
学校でも学童でもがんばっているということです。
ここを指導員として、抑えておくことが大切です。
ここでも、その子どもたちの状態を「知っておく」ことが指導員に求められます。
子どもたちにとってここが正念場です。
ピークは4月の中頃です。
「しんどさ」が出せる場所
その生活に少し慣れ始めた頃に、指導員は一層子どもたちをよく見ることが大切となります。
なぜなら、この時期は学童でのトラブルが多くなるからです。
その後、一年生は給食を食べて5時間目まで過ごすようになります。
そして宿題をやる時間は短くなり、その量は増えてきます。
ひらがなの宿題↓
「そ」を書くのが
意外と難しい…
その頃、子どもたちは学童の生活に少しずつ慣れてきます。
そして学校の疲れを学童で吐き出すようになってきます。
学校で過ごす時間が長くなり、学童で過ごす時間は短くなるのがこの頃です。
この頃に、疲れと慣れが原因で学童のトラブルなどが増えてくる傾向があります。
4月の後半頃です。
ここでのポイントは、学童がその子のストレスのはけ口となっていることは、「いいこと」と判断することです。
学童保育所が子どもたちにとって疲れを癒やす、リフレッシュできる場となっていることは、光栄なことと捉えます。
なぜならそれが、学童保育所が果たすべき役割だからです。
→学童保育所はどんなところ?放課後は子どもたちの自由な時間‼️
子どもたちが学校の疲れやこれまでの生活で蓄積された「しんどさ」を吐き出せていることは、そこがその子の居場所に近づいてきている証となります。
「しんどさ」を出せる場所は、その子たちが安心できるところとつながります。
甘えられる…
許される…
子どもたちは、「しんどさ」を吐き出すことで自分たちの心のバランスをとっています。
そこを理解する関わりが私たちに求められます。
ありのままの姿をまるごと包み込むような関わりです。
五月病⁉と学童保育
学童と学校の怒涛の生活から一ヶ月が経ちました。
大型連休の後に、悲鳴をあげる子どもたちがいることに注意が必要です。
その症状は、五月病に似ています。
五月病⁉
新入社員や新社会人に起こり得る
会社行きたくない...
仕事が嫌だ...
となってしまうあの五月病のことです。
4月1日から神経をすり減らし、全身全霊で学童と学校生活に励んだ日々の疲れが出てしまう状態です。
学童行きたくない…
学校はつまんない…
家にいたい…
勉強が嫌…
友だちに意地悪される…
連休があけて、心のバランスが不安定になってしまうことなどが原因と考えられます。
ここでポイントがあります。
それは、このような症状が出てしまうケースがあることを理解しておくことです。
五月病かもっ⁉
と推測することが私たちに求められています。
これまで述べてきたように、子どもたちは慣れない環境で全力でがんばってきました。
疲れがでてきて当然です。
それらの状況を理解しておくことで冷静に対処できます。
保護者の方々も、それを知らなければ当然、動揺します。
「学童がキライ」って家で言っています。
何かあったのですか?
と保護者から相談を受けたときに、冷静に対応できます。
ここ一ヶ月なれない環境で一生懸命にがんばってきたから、疲れがでたのかも知れませんね。
学童でも色々と様子を見ていきます。
家庭での様子もまた教えてくださいね♬
すべてがこのケースに当てはまるわけではありません。
夏休みごろから徐々に、この症状が出てくる子どもたちもいます。
一方で、何の問題なく過ごせる子どもたちもいます。
この症状は、友だち関係や学習面のしんどさなどの、あらゆる要素が絡み合って生じてくると考えられます。
原因をひとつに絞ることは困難です。
しかし、新一年生の子どもたちが4月から怒涛の生活を過ごしていた事実は共通点となります。
この最初の一ヶ月で、指導員が大切にすることは、これらのことを「知っておく」ということです。
子どもたちのがんばりや、しんどさなどを知っておくことで、落ち着いて子どもたちやその保護者たちと関わることができます。
「知ること」が大切な理由はここにあります。
このことを、指導員同士でも共有しておくことも忘れてはなりません。
指導員のチームワークも大切となってきます。
→学童保育指導員の仕事のチームワークと連携が大切な理由とは?
まとめ
新一年生を受け入れることで大切にしておくべきことは、「知ること」です。
あらゆる情報を知っておくことで、いいスタートが切れるようになります。
そして4月1日は特別な日です。
子どもも保護者も指導員も「はじめてづくし」の一日となります。
子どもたちからすると特に、刺激的な空間となっていることを理解しておくことが重要です。
また、学童の生活になれ始める前に学校生活が始まります。
新一年生は、学校でも学童でもがんばる日々を過ごします。
子どもたちにとって学童保育所は憩いの場となります。
子どもたちの「しんどさ」を受け止めることができるところが学童保育所です。
5月の連休明けると
学童がいや…
学校にいきたくない…
などと声をあげる子どもたちもいます。
これまで、がんばってきた疲れが出始める頃といえます。
4月1日からの最初の1か月は、怒涛の毎日です。
子どもたちはもちろん、保護者も指導員も神経を使います。
指導員同士の支え合いは、子どもたちや保護者を救うことに繋がります。
そうすることで、この4月をみんなが「共に乗り越えられること」に結びつきます。
4月は共に乗り越えられます。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
じゃあねーっ