- ホーム
- 体験談
- 【体験談】学童保育指導員になるまでの道のりと先輩からの学びとは?
【体験談】学童保育指導員になるまでの道のりと先輩からの学びとは?
指導員になったきっかけとかあるの?
指導員になりたての頃はどんな感じだった?
大公開
いおぴいまんの場合はね……
約20年前にタイムスリップ‼
今回は学童保育指導員になるまでの道のりと尊敬する先輩指導員から学んだことについてイオピーマンの体験談を簡単にご紹介します。
この記事を読むことで
なるほど
と感じるきっかけが芽生えます。
そうなることで、自分の指導員人生を振り返る機会が得られるかも知れません。
またこれから
興味
指導員の仕事をしてみようかなー
自分にできるかなー
と考えている方々にも関心を引く内容になるかも知れません。
どうぞ、最後までお付き合いください。
もくじ
学童保育指導員までの道のり
学童保育のことは全く知りませんでした。
自分が学童保育に通っていたこともなかったため、全く未知の世界です。
きっかけは幼児教育学科に入学したことです。
ふにゃふにゃの大学生
高校3年生の2月のことです。
ブラジルポルトガル学科か幼児教育学科のどちらの大学にいくか…進路に迷いました。
幼児教育学科の入学費を払う日に、本命である外大の合格通知が来ました。
なんとなく
幼児教育の大学のパンフレットを見ていて…その時に決めました。
- ゴリゴリの野球部出身…
- 子どもと関わったことない…
- ピアノもギターも弾けない…
そして、とりあえず入学してみたものの…
何となく、ふにゃふにゃと大学生をしていました。
幼稚園実習では
担当の先生
大学3年生
実習後…
担当の先生
それは律動あそびです。歌唱指導ではありませんよ
全然だめ…
担当の先生からご指導を承りました。
実習では、指導案などの実習レポートを提出します。
担当の先生に訂正して頂き、また書き直すのが基本です。
しかし、私は「所感」までも訂正されるほどの実習生でした。
「所感」とは、感想のことです。
大学のゼミの先生に呆れられたことが思い出されます。
当然ですが、保育の仕事は甘くはありません。
当時は、自分の努力不足が理由でも、まわりに原因をさがすタイプの人間でした。
そのときも、
言い訳
才能がないことにして、自分にも周りにも言い訳しながら、ふにゃふにゃしていました。
無理に就職するのも…
就活はめんどくさいし…
向いてないし…
そんなとき、たまたまキャンパス内で学童保育の求人を見つけました。
思いつき
安易に、根拠も特別な思いもなく、その求人の面接を受けることにしました。
就活をしたのは、これひとつだけでした。
面接官は父母会長…
連絡協議会(父母会)が運営する民設民営の学童保育でした。
面接は各父母会の会長と指導員会の代表など10人くらいで行われました。
父母会長
面接中
父母会長
の条件でした。
夢です…
と答えたものの
- 働かないよりか、まし…
- 一生の仕事とは考えていない…
- 嫌ならすぐに辞めればいい…
と思っていました。
今思えば、いつも逃げ道を用意していないと自分自身が不安であったのかも知れません。
何か壁に当たった時は、
言い訳する準備
- もともとこの仕事に興味ない。
- 素質がない。
- 環境がよくない。
- あの人が悪い。
- この人も悪い。
あとは…えーっと…
などと、できない言い訳の要素ばかり集めていました。
父母会長
怪しい、軽そう、責任感なさそう、この人は仕事つづかないかも・・・
私を採用するかどうかは、一か八かだった…と後になってから聞きました。
そんな私ですが、18年以上、今では学童保育指導員を続けることができています。
ラッキー
運が良かったのもあります…
色々な方々にお世話になりました♬
先輩指導員との出会い…
私の先輩指導員はとてもパワフルで子どもたちや保護者からの信頼も厚い指導員でした。
パワフル先輩指導員
私に接して下さりました。
ある日、手作り昼食会という行事のあと、お鍋の具が大量に余ってしまいました。
翌日出勤すると、お鍋に火がかけられ、残った食材が並べられています。
親方?
力士⁉
仕事をはじめて2〜3年で体重が15㌔ほど増えました。
まずは楽しめ‼
先輩指導員
楽しかったらいいんじゃない?
指導員が楽しまないと、子どもがついてくるわけがないでしょ!
先輩指導員は責任は自分が取るから、まずは「楽しいと思うことをしなさい」というタイプの先生でした。
先輩指導員
まずは楽しいことをやりなさい。
意味づけは後からでもできる!
新人で経験も何もない私には、とてもありがたく、勉強になることばかりでした。
今でも
- 保育や生活面を考えるとき
- 行事などの計画
- 誰かからの相談
などの場合には
自分軸
子どもたちは楽しんでいるか?
指導員も楽しんでいるか?
これをベースに考えるようにしています。
NO,FUN
NO,GAKUDO
たのしくなければ
学童じゃなーい
気持ちを言葉に…
先輩指導員からたくさんのことを学びました。
その中でも特に心に残っているフレーズがあります。
それは
先輩指導員
あなたは、感覚はいいけど、
それを言葉にするのがヘタクソね。
意識して言葉にするようにしてみたら?
という内容です。
「感覚がいい」というのが嬉しくて、自分の思いを言葉にできるように、いつも意識するように試みました。
追求
何で?
なぜ?
どうして?
意味は?
意図は?
根拠は?
証拠は?
- 子どもたちの行動について…
- 自分の中にある思いについて…
意味を探す癖をつけるように心がけました。
ロッカーに座っている子を注意するとき… 意味は どこにある?
意図
あぶないから?
迷惑かけるから?
行儀が悪いから?
子どもたちが求めている学童保育とは 何だろう?
考察
安心できる居場所?
楽しくあそぶこと?
自由にダラダラ?
ひとつの問題に対して意味を見つけ、それを言葉にする練習をしてきました。
それらを考えることで自分の思いや子どもの行動の理由などが整理できてきます。
理論的に考えられるようになります。
修行中
5年とか…
10年とか…
15年経っても
まだ旅の途中…
また自分自身の気持ちを言葉にできたら、子どもの気持ちも理解しやすくなります。
なぜなら、「子どもたちが言葉にしたい気持ちが何か」がわかるようになってくるからです。
例えば
ケンカをして手が出てしまう場合も、それはその子の言葉なのかも知れません。
言語化
先に自分が使っていたおもちゃをほかの子に使われたことが嫌だったんだね。
だから、怒って手が出てしまったんだね…
「ただいま」と言わずにランドセルを放り投げる場合も、それはその子の「ただいま」なのかも知れません。
理由を整理
音楽の授業中にクラスの友達にからかわれて、そのあと学童に帰ってくる途中もその子達にコソコソ自分の方を向いてウワサ話をされていると感じたまま学童に帰ってきたから、イライラした気持ちと学童に着いた安心感が入り混じった感情になってランドセルを投げてしまったんだね…
理由を聴いて、気持ちを理解し、それを言語化する力は身についてきます。
子どもの理由
の表現の中に、本当の理由や意味が隠されている場合がほとんどです。
言葉にできない気持ちを指導員が言葉にしてあげることで、その子は落ち着きます。
伝えるために、言葉があります。
子どもとの関わりだけでなく職場でも、夫婦でも、プライベートでも、言葉を磨くことは、人生の財産になる…そう思っています。
さいごに…
ふにゃふにゃ大学時代は、子どものことも学童保育のことも全然わかっていませんでした。
指導員なりたてのときも、今思うとほにゃほにゃでした。
豆腐指導員
少しずつ…
一歩ずつ…
自分のペースで人と比べず、コツコツ仕事を続けてきたことが、ちょっぴり自分自身を成長させてくれたと感じています。
私が指導員になりたての頃に関わった子どもが大学生になり、アルバイト指導員として学童に帰ってきてくれた人が数名います。
君…
当時はすごく
迷惑かけてたよ…
覚えていないの?笑
また、別のケースでアルバイト指導員から、学童保育に魅了され、正規指導員になってくれた人もいます。
仕事を続けたい…
指導員としてがんばりたい…
その声がうれしい…
そして感謝です。
それらは、私の誇りです。
学童保育の仕事が楽しくて素敵で魅力的であることは確かです。
事実、指導員の私がそう思っているので、そうです。
それをどれだけ多くの人にお届けし、共感していただけるかが
使命感
と勝手に思っています。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
https://youtube.com/channel/UCYF86H9gqWdnpQLdwgal0xw
https://www.iopiiman.com/profile/